心臓の自覚症状が出てからでは遅い!

心臓の病気には、心不全や狭心症・不整脈などがあります。動悸・息切れ・胸痛が代表的な症状ですが、その前の症状で、早めの対応をしなければなりません。
- 動悸:胸がドキドキする状況ではないのに、理由もなく胸に不快感を感じる。
- 息切れ:軽い運動をしただけて、息切れを感じる。
- 胸痛:痛みの前に、胸の違和感があったら要注意。(心血管系を中心とする緊急の病気である可能性があります)
漢方で考える心臓
漢方では、心臓は体全体の負担と考えます。
心臓の病気は、不健康な生活習慣が原因となっていることが多いといえます。
動脈硬化や血栓などが理由で、心臓に送られる栄養や酸素が不足し、心臓を悪くしてしまうのです。
心臓病の予防をする漢方
丹心方(たんしんほう)
「丹心方」は、血液の流れを阻害している「瘀血(おけつ・古い血液)」を取り、血行を促進します。漢方の生薬の中でも高級な「丹参(たんじん)」を使用しています。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
「当帰芍薬散」は比較的体力の低下した人で、冷え性・疲れやすい・貧血・頭痛・めまい・肩こり・耳鳴り・動悸などの症状がみられる場合の月経不順・月経困難・不妊症・慢性腎炎・血圧異常・更年期障害・産前産後または流産後の障害・腰痛・つわり・痔・足腰の冷え・むくみ・しみ・にきびなどに用いられます。

心臓病には生活習慣の見直しを
心臓病は怖い病気です。
わたしたちの命を支えてくれている大切な心臓。心臓病にならないために、生活習慣も見直してみましょう。
1. 食事で予防
おいしい食事はコレステロール値が高い傾向があります。コレステロールは摂りすぎないことが大事。
イワシやサバなどの青魚にはEPAやDHAが多く含まれており、コレステロール値が作られるのを抑えたり、血栓を予防する効果が期待できます。
2. 運動で予防
ウォーキングや水泳は、体内に酸素を取り込みながら行う有酸素運動です。心臓病のほか、さまざまな生活習慣病に効果があります。みなさんも、体に負担をかけない範囲で運動を始めましょう!
体の不調は舌でチェックしましょう!
みなさん、自分の「舌」をじっくり観察してみたことはありますか?よく見ると、色・艶・形状など、人によって特徴が異なります。
漢方では、古くから第一印象や声の調子、舌の状態、脈の感触など、体の表面に現れる変化を細かく観察してきました。これにより、不調や病気の進行具合を判断し、治療の目安とするのです。
なかでも「舌は心(しん)に開窮(かいきょう)する」といわれるほど、「心」の活動の異常は舌に出やすく、舌診(ぜっしん・舌の観察)は重要とされてきました。
皆さんも、さっそく自分の舌をチェックしてみてください!
健康的な舌

薄いピンク色で口におさまるサイズ。全体にうっすらと白い舌苔(ぜったい)が生え、舌の裏の静脈が腫れていない状態。
舌の裏

2本の静脈が青黒く腫れている
血が滞っている。
舌の形

表面が乾いている・ひび割れがある
熱がある、体内の水分不足、油脂分が多い。

薄い
虚弱体質による水分不足。

大きくてむくんでいる
水分の代謝が悪い。

舌が大きくまわりに歯型がつく
水分の代謝が悪く、余分な水分が溜まっている。
色

紫色っぽい
血が滞っている。

白っぽい
体が冷えている。

赤い
心臓・肝臓に熱がある。
舌苔(ぜったい)

舌苔がない
体内の水分不足。

舌苔が薄くて白い
冷えている。

舌苔がやや厚く黄色い
胃腸が炎症を起こしている。(黄色いほど炎症が強い)

舌苔が厚い
胃腸の働きが悪くなっている。
あとがき
エソラ漢方薬本舗の河野です。衣替えの季節になり、暑さが日ごとに増してまいりましたが、いかかお過ごしですか?
この時期は、心臓と小腸が不安定になります。特に、汗がたくさん出る人は要注意です。
漢方では、「汗は心の涙」とよくいいます。心臓が弱くなる方の特徴として、運動をしていないのに膝が痛くなる、五十肩で特に右側がこる、赤ら顔(アルコールを飲んで顔が赤くなる方も)などがあげられます。
大きな病気をする前に、大事な心臓を漢方で元気にしましょう!
