不眠症でお悩みの方

はじめに

当店はご予約のお客様優先となります。カウンセリングご希望のお客様は事前のご予約をお勧めいたします。

当店はお客さまの健康相談を大切にしておりますので、ご予約のない場合にはお待ちいただく場合がございます。

お気軽にご相談ください

営業日時:月~土 9時~18時
定休日:日祝祭日、その他(年末年始・お盆等)

エソラ漢方薬本舗 河野
エソラ漢方薬本舗の河野です。宮崎市内外から多数のご相談をいただいております。お気軽にご相談ください。

不眠症とは?

現在、「5人に1人が睡眠に関する何らかの悩みを抱えている」といわれています。

不眠症とは、厚生労働省によると入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気とされています。

原因はストレス、持病、薬の副作用などが挙げられます。一人ひとりにあった治療を行うことが必要です。

不眠症と漢方治療

現在、多くの方が「不眠症」に悩まされています。睡眠に関する調査では、男女ともに20%以上の人が、睡眠で十分休養がとれていないと感じています。

病院(西洋医学)の睡眠薬を用いた療法は即効性があり効果が確実な反面、長期服用に不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?そういった背景から、漢方での治療を目指す方が増えています。

不眠症の原因

不眠症にはさまざまな原因があります。エソラ漢方薬本舗の漢方治療では、これらの原因を取り除き不眠症を改善していきます。

虚労(きょろう)
寝付きが悪くて悩んでいるタイプの不眠症です。体力が衰えている、心身が疲労している、高齢で顔色が良くない、寝汗をかき口が乾燥する、などの特徴があります。
慢性の軟便・下痢便
神経質なタイプの不眠症です。腸の調子が悪いことが神経質に繋がります。
肝鬱(かんうつ)
夜になると目が冴えて、いろいろ考えてしまうタイプの不眠症です。朝、起きられなくなる方も多い傾向です。肝臓の機能低下や亢進(こうしん・必要以上に活発になった状態)により、肝臓に余分な熱が出ることが原因です。慢性の肝炎の方もこのタイプの不眠症です。
気滞(きたい)
イライラなどが原因の不眠症です。ストレスにより喉に違和感が出ます。中年女性の神経不安症もこのタイプの不眠症です。
胃弱(いじゃく)
胃の不調により眠りが浅くなるタイプの不眠症です。口内炎や口臭などのお口のトラブルも出てきます。カフェインの多量摂取や薬による胃の負担が考えられます。アルコールの摂取は眠れなくなるため控えることをおすすめします。
神経症(しんけいしょう)
神経質で不安感を感じやすくドキドキしやすい方に多い不眠症です。
腎虚(じんきょ)
腎虚(老化)も不眠症になります。尿の匂いが強い、体臭が強いなどの特徴が挙げられます。

不眠症はれっきとした病気の一つです。精神面が大きく関わってくるものもあります。

一人で悩まず、お気軽にご相談ください。あなたに合った漢方薬をご提案いたします。

睡眠力を上げて不眠症を克服しよう

入眠から約3時間が睡眠の質を上げます。

気持ちよく眠れると、やる気や集中力もアップし、爽快感や満足感も得ることができます。

睡眠は約90分の周期で深い眠りと浅い眠りを繰り返し、最初の3時間で日中の疲れを取ります

この3時間に「成長ホルモン(若返りホルモン)(※)」が多く出ることが、疲れが取れてスッキリ目覚められる鍵となります。

22時から深夜2時までは睡眠のゴールデンタイムで、この時間帯の3時間は理想的な睡眠時間だといわれています。

※成長ホルモン:筋肉や骨、脳の細胞を増やし、分泌ピークは20歳。30歳から減りだし、40歳では20歳の約40%まで減少します。

ノンレム睡眠とレム睡眠

眠りには、脳の睡眠時間(ノンレム睡眠)と、身体の睡眠時間(レム睡眠)の2種類があります。

ノンレム睡眠は、ストレスの消去や免疫細胞の修復、ホルモンの分泌を行います。

レム睡眠は、筋肉の疲労を取ります。しかし大脳は動いているので、眠りが浅い状態です。

この2つの睡眠を交互に繰り返すことで、脳と身体の疲労を回復させています。

ノンレム睡眠とレム睡眠 ノンレム睡眠とレム睡眠 ノンレム睡眠とレム睡眠 ノンレム睡眠とレム睡眠 ノンレム睡眠とレム睡眠
睡眠は「ノンレム」と「レム」の繰り返し

睡眠に大事な日光浴

わたしたちの身体は、朝日を浴びると睡眠を誘うホルモン(メラトニン)の分泌が止まり、目覚めのホルモン(セロトニン)が分泌されて1日がスタートします。

睡眠を誘うホルモン(メラトニン)は、朝日を感知してから約14時間後に分泌され、眠気を誘います。朝は必ずカーテンを開けて朝日を浴びることを心がけましょう。

お風呂に入ることで快眠に

わたしたちの体温には、手足などの表面の「皮膚温」と、脳や身体の中心の「深部体温」があります。眠るためには深部体温を下げる必要があるため、血行を良くして、手のひらや足の裏から熱を体外へ放出しましょう。

眠る直前にお風呂に入ると身体がほてり、寝付きが悪くなります。

理想の入浴は、睡眠の1時間前で、湯船に浸かるのは20分以内にしましょう。

眠気を誘う食べ物

睡眠を誘うホルモン(メラトニン)は、アメリカンチェリーに多く含まれていることがわかりました。

身近な食材だと、牛乳にも安眠効果があることで知られ、外国では睡眠前に「ホットミルク」を飲みリラックスする習慣があります。

満腹は睡眠を妨げ眠りを浅くします。就寝の3時間前には夕食を済ませましょう

眠ってはいけない時間

一日の中で、活動的で身体が動く時間帯は19時~21時で、「睡眠禁止帯」とよばれています。この時間帯の睡眠は質が良いとはいえません。

この時間帯は軽い運動をすると寝付きが良くなります。

睡眠時間以外で眠りたいときは、昼休みに15分程度の昼寝をしましょう。

寝る前のパソコン・スマートフォンは眠気を覚ます

睡眠の直前までパソコン・スマートフォンをみるのは控えましょう。パソコン・スマートフォンの光(ブルーライト)は、興奮性を高める働きがあります。

研究でも「電子機器のディスプレイからの光が脳を刺激し、メラトニンの分泌をストップする」ことが明らかになりました。それはコーヒー2杯分に相当する興奮状態だということです。

寝酒(就寝前の飲酒)

5人に一人は寝酒の力を借りるというデータがあります。しかし、アルコールは寝つきは良くなりますが、眠りが浅くなります。

利尿作用もあるので夜間尿も増え、いびきをかきやすくなり、眠りの邪魔をします。

体重60kgの男性が3時間で分解できるアルコール量は、日本酒だと1合、ビールだと1本、ワインだと2本です。

満腹は眠気を妨げる原因になる

就寝3時間前までに夕食を終えると、翌日の目覚めが良くなります

満腹になると、満腹ホルモン「レプチン」が分泌されます。これは眠気を誘うのですが、満腹状態だと消化で胃腸が忙しいため睡眠が浅くなり、眠りの質を悪くします。

適度な運動

現在、約40種類の「睡眠物質」があるといわれています。

日中の活動によって睡眠物質が脳内に溜まり、一定の量に達すると眠くなります。

高齢になると睡眠障害が増えるのは、若年者よりも活動が減ることで睡眠物質の分泌が減少するためです。

運動で睡眠の質が上がります。週2回、各30分程度の軽い運動を取り入れましょう。ウォーキングなどがおすすめです。

運動をするのは「睡眠禁止帯」の19時~21時が、良い睡眠に効果があるといわれています。

月曜日の朝がつらい

月曜日(休日明け)が憂うつな方、いらっしゃいませんか?それは、週末の過ごし方に原因があります。

休日の暴飲暴食や夜ふかし、朝寝。こういう週末を過ごすことで、睡眠リズムが不安定になり休日明けが憂うつになります。

休日の朝も、いつもの起床時間から2時間後までには起きるようにしましょう。寝不足の方は15時までに30分以内の昼寝を取り入れましょう。長時間であったり15時以降の昼寝は夜の眠りを妨げます。

スッキリ起きられない

寝起きが悪い人は、身体が活動する準備ができていない人です。そういう人は、朝食や朝シャワーなどがおすすめ。

朝食をとることで体温が上がります。食欲がない人はバナナなど食べやすいものでOKです。

冷え性、低血圧の人は「熱めのシャワー」が効果的。シャワーの刺激で交感神経が活発になり、免疫機能も上がります。

内臓脂肪が多い人もスッキリ起きられません。内臓脂肪が多いと気道を圧迫するため、酸素の供給が不足して疲れが取れません。また、内臓脂肪が多い人はいびき体質が多く、睡眠障害や免疫低下になりやすくなります。内臓脂肪が多い人は、運動や食事改善で脂肪を落とすことが大事です。

眠気を誘う香り

よく、旅行に行くと眠れない、自分の枕じゃないと眠れないといいますが、これは「自分の匂い」が寝る場所にないことが一つの原因です。

睡眠と匂いには関係があります。

「ラベンダー」は医療機関でも使用されるぐらい睡眠の質を上げます。

「玉ねぎ」の匂いにも不眠症改善の効果があります。玉ねぎの香りには、催眠効果のある硫化アリルという成分が含まれており、刻んで小皿に乗せたものを寝室に置くと睡眠の質を上げてくれます。

眠気を誘う色

色は感情を変化させ、気持ちを調整する働きがあります。

緑色はイライラや不安などを改善する働きがあり、黄色は睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を促し深い眠りにつくことができます。落ち込んでいるときは、オレンジ色が気持ちを切り替えてくれます。

枕カバーやインテリアをその日の気分で変えると、より良い眠りに近づけます。

それでも眠れないときは

布団に入って30分経っても眠れないときは、迷わず布団から出てしまいましょう。開き直りも大事です。

「眠らないと明日が大変だ」と自分にプレッシャーを与えるより、開き直りのほうがリラックスでき眠くなることがあります。

漢方の副作用について

漢方は副作用が比較的少ないといわれていますが、医薬品なのでないわけではありません。

また、製薬会社によっては伝統処方ではない漢方や、中医学処方の漢方もあります。ご自身に合った漢方をしっかりと選ぶことが大事です。

間違った漢方治療や自然療法により、体調を崩している方がいらっしゃいます。一人ひとりに合わせてさまざまな治療方法があります。漢方専門スタッフが在籍している専門店で相談して服用することがおすすめです。

エソラ漢方薬本舗なら、相談料無料でご相談をお伺いいたします。メールやLINE、お電話でのご相談も承ります。

病院にかかっている方へ

病院にかかっている方は、担当のお医者さまへご相談ください。お客さまの判断で、病院処方の医薬品を止めたり、通院を止めないようお願いいたします。

また、当店に通われている最中に病院にかかることになりましたら、お医者さまと薬剤師に服用中の漢方薬を報告してください。

不眠症の症例

不眠症でお悩みの方の症例の一部をご紹介いたします。ほかの症状でお悩みの方もご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。

不眠による疲れ
宮崎県/女性/45歳

不眠とイライラがある。仕事が朝早いので、夜に眠れないと疲れが残ってつらい。

来店所見・諸症状

顔色が悪く、疲れがとれていない表情。眼精疲労も強い。

漢方アドバイス

0日

寝ることで疲れやストレスが取れるよう、不眠症漢方処方を提案。

20日

睡眠は取れるようになるがイライラが取れないので、肝系の安定剤処方を提案。

60日

症状改善、完治。

介護疲れの睡眠不安定
宮崎県/女性/50歳

寝つきが悪く、よく怖い夢を見る。食欲もなく元気がでない。

来店所見・諸症状

かなりの胃腸の不調がある。ほとんど食事をとっていない。

漢方アドバイス

0日

胃腸の不安定が「夢」をみる原因だと考える。漢方栄養剤と胃腸の元気をだす漢方を提案。

30日

胃腸の不具合がなく元気がでる。完治したが、胃腸漢方だけを継続中。

3時間しか眠れない不眠症
宮崎県/女性/40歳

よく夢をみる。3時間しか眠れず、すぐ目が覚める。

来店所見・諸症状

過食気味で、急激な体重増加(20kg)。疲労感と肩こりがひどい。生理不順がひどい。

漢方アドバイス

0日

まずは、過食をおさえる必要があるので酵素治療に婦人科系漢方を加える。過食は基本、不眠症になりやすい。

30日

過食が止まり、胃の調子がいい。夢は見なくなる。

90日

生理がくるようになり、生理前の不調もなくなる。

神経質の不眠症
宮崎県/女性/40歳

不安感があり、極度の神経質で熟睡できない。

来店所見・諸症状

かなり痩せている。家庭内の喧嘩も多い。神経質が原因。よく夢を見る。寝汗もかきやすい。

漢方アドバイス

0日

胃腸がかなり弱くなって神経質になっているので、胃腸関係漢方と漢方栄養剤を処方。

30日

元気が出て、眠れるようになる。

90日

不安感もなくなり、安定剤や鎮静剤を服用しなくても大丈夫になる。

うつ病の不眠症
宮崎県/男性/40歳

うつ病で入院。運動ができなくなり、文字も書けなくなる。言葉のどもりがある。重度の不眠症。

来店所見・諸症状

神経質で身体が固まっている。イライラしやすく神経質。暑がり・汗かき。

漢方アドバイス

0日

肝系の神経が強く作用しているので、2種類の漢方と肝系漢方を提案。

30日

夜がぐっすり寝れるようになる。

60日

高血圧(神経症)が取れて通常血圧になる。かなり完治に近いが、1種類の安定剤漢方だけ継続中。

更年期による不眠症
宮崎県/女性/60歳

閉経をしてから体調が悪い。仕事を2つ掛け持ちして、睡眠がもともと短いが、最近はほとんど眠れない。

来店所見・諸症状

意思が強く、楽天的な性質があるが、話す口調が早く落ち着きがない。ほとんどが外食。

漢方アドバイス

0日

過食があるため酵素治療に、更年期漢方を提供。

30日

毎日眠れるようになる。完治。

全身不調の不眠症
宮崎県/女性/30歳

不眠症と生理不順で周期が60日。

来店所見・諸症状

手・足・顔・全身が浮腫んでいる。皮膚病もあり、所々炎症している。冷え症もあるので婦人科系が強く負担している。

漢方アドバイス

0日

極度の浮腫みは「水毒(すいどく)」が関係している。水分を調整する漢方と婦人科系漢方を提供。便秘がひどいので、便通をよくする漢方をプラス。

30日

むくみがとれ、不眠症が改善した。婦人科系漢方だけ継続中。

若い男性の不眠症
宮崎県/男性/25歳

うつ病の経験あり。仕事の悩みもあり不眠が続くので、漢方で体質改善をしたい。以前、抗うつ剤や安定剤服用で体調がさらに悪くなった経験があるので、漢方で治療したい。

来店所見・諸症状

体力・血流状態も良好。仕事の悩みがとても重く、ほとんど夜が寝れてない。神経質の性格がかなり負担かけている。

漢方アドバイス

0日

色々漢方を試したいということで、2種類の漢方を選択。最初に不眠症に使う漢方を2週間、その後は落ち込みや不安などを改善する漢方を1週間。

30日

初日からぐっすり寝れる。不眠症の漢方のほうが気持ちが落ち着くと、同じ漢方を購入。

60日

完治。その後も、不安や不眠症がでた時に来店、継続中。