ダイエットでお悩みの方

BMIとは「Body Mass Index」を略したもので、肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数になります。まずは自分の肥満度をBMIで調べてみましょう。

BMIを測り、無理なダイエットにならないかどうか、本当にダイエットが必要かどうかを確認しましょう。

中性脂肪が指摘される方は、メタボ体系に注意が必要です。中でも、女性は皮下脂肪（中性脂肪のひとつ）が蓄積しやすく、下半身太りになりやすい傾向があります。

食事で得たカロリーをエネルギーに替える基礎代謝が減少すると、中性脂肪が多くなる原因になります。

運動不足で筋肉量が少なくなると、筋肉が脂肪に変わり、下半身太りになっていきます。こういう状況になると体の老廃物がたまることになります。

漢方で考える肥満対策は、この体内の老廃物を取り除くことです。

ダイエットの代表的な漢方「防風通聖散ぼうふうつうしょうさん」は、便秘で皮下脂肪の多い人に処方される漢方です。便を排出しやすくする生薬しょうやくの組み合わせで代謝を上げ、皮下脂肪に働きかけます。

便秘には「直腸性便秘」や「弛緩性便秘」などがあります。

直腸性便秘は、便意を感じる力が鈍い便秘です。弛緩性便秘は、大腸の筋肉が緩く、便を押し出す力が弱い便秘です。

女性に多く見られますが、ダイエットを気にして食事量を極端に減らしてしまうと、腸の内容物が少なくなるため直腸への刺激が不足し、便意をもよおしにくくなることがあります。特に、朝食は朝から腸の動きを活性化させてくれるので、とても大事です。

便秘を改善することは、痩せやすい環境を作ることになります。水溶性食物繊維や、必要に応じた漢方便秘薬などで、便秘を改善して痩せやすい体作りをしていきましょう！

過剰な水分を取ることが原因の「水太り」は、30代女性に多くみられます。下半身が太る傾向で、汗が大量に出ることが特徴です。

漢方では、体の余分な水分を排出することで痩せていく考えで、「防己ぼうい黄耆湯おうぎとう」という漢方薬があります。

体内の水分調整に不具合がある場合、水分代謝を良くして腎臓の働きを整えます。

水太りの方はたくさんの汗をかきやすい傾向があります。黄耆おうぎの生薬しょうやくが肌の力を強くすることで汗をコントロールします。黄耆おうぎには美容効果もあります。

加齢とともに代謝は落ちますので、若い時と同じような食事をしていたら太ってしまいます。最近はストレスによる過食も増えていますので、脂肪や老廃物がたまり、太りやすい体になる方が多くみられます。

食べ過ぎが原因の肥満症には、食欲を抑える漢方があります。滞った気をめぐらせてストレスを軽減することで、ストレスによる食べ過ぎを抑えます。

代謝を促進するためには、酵素ダイエットや酵母ダイエットも効果的です。

ダイエットでお悩みの方の症例の一部をご紹介いたします。他の症状でお悩みの方もご相談を承りますのでお気軽にご連絡ください。