ミニコラム

1記事3分で読める、エソラ漢方薬本舗の健康のためのミニコラムです。スキマ時間にもどうぞ。

葛根湯配合の総合かぜ薬について

葛根湯配合の総合かぜ薬について葛根湯配合の総合かぜ薬について

お客様より、「葛根湯かっこんとうの配合された総合かぜ薬があるが、効果はあるのか」とのお問い合わせをいただきました。

葛根湯かっこんとうと総合かぜ薬(PL顆粒も含む)の併用により生じる副作用や相互作用については、まだ全てが分かっていないのが現状です。

かぜ薬の効果効能である解熱鎮痛(体温を下げる)成分が、葛根湯かっこんとうに認められている体温上昇作用「身体を温めて汗を出す(辛温解表)」を打ち消す可能性があると考えています。他の解熱鎮痛薬との併用も同様です。

風邪は一人ひとりにあったお薬を服用することが早く治る秘訣です。お気軽にご相談ください。

加齢による抜け毛は気になるもの

加齢による抜け毛は気になるもの加齢による抜け毛は気になるもの

「抜け毛は病院で治療できる」とテレビや雑誌でよくみかけます。

市販でも育毛剤「ミノキシジル」はありますが、血行促進効果が高いため高血圧の人は使えない副作用などがあります。新しい治療は「HARG(バーグ)療法」という副作用の少ない治療法みたいですが、高額(月20万円)です。

漢方では、昔から「髪の毛は血の余り」と言います。「肝」「腎」の加齢による影響でからだ全体の血液が弱くなり、毛根に血液が行かなくなることが原因だと考えます。

もちろんその他様々な要因はありますが、まずは「肝」「腎」を強くすることで抜け毛も防ぎ元気な髪が生えてきます。

ぜひ、漢方で元気な髪を。

この時期に多い血栓のトラブル

この時期に多い血栓のトラブルこの時期に多い血栓のトラブル

皆様、あけましておめでとうございます。本年も何とぞよろしくお願いいたします。

さて、2016年最初のコラムは、血栓トラブルについてです。1月20日~2月19日は、日本ナットウキナーゼ協会様が制定された「血栓予防月間」になります。せっかくですので、宮崎の漢方薬店ならではのお話をさせていただきます。

朝の頭痛や耳鳴りなどは、血栓が関係しているかもしれません。血栓を放置しておくと、命を落とすこともあります。4人に1人近くは、血の詰まりで命を落としている可能性があるのです。

「ルンブロキナーゼ(ルンブルキナーゼ)」という成分をご存知でしょうか?宮崎医科大学名誉教授の美原 恒 先生が、世界で初めて発見された天然の血栓溶解酵素です。

「ルンブロキナーゼ」は、今後、血栓に対する救世主となることを期待されている成分です。健康食品のため重篤な副作用もなく、安心して服用していただけます。

ルンブロキナーゼに関して、第60回日本聴覚医学会総会で、森光 保 宮崎医科大学名誉教授より発表がありました。ルンブロキナーゼが、脳内の微少循環を改善したことにより耳鳴りが改善したという、貴重な治療研究の決果です。

当店でもルンブロキナーゼを配合した「HAKKO ルベルス」という商品を取り扱っております。耳鳴りは改善薬がないといわれていますが、慢性頭痛・耳鳴りでお悩みの方はぜひ一度お試しください。

体力がない人の風邪について

体力がない人の風邪について体力がない人の風邪について

最近は宮崎県でも寒い日が続いていますね。皆さん、風邪などはひかれていないでしょうか?今回は、体力がない人の風邪についてお話します。

漢方ブームで、風邪をひいたときに「葛根湯かっこんとう」を服用される方が増えました。良いことだと思います。

多くの方が「風邪には葛根湯かっこんとう」と思いますでしょうが、いざ服用しても効果がない方がいらっしゃいます。なぜか。それは、その人の体質・症状に合っていないからです。

じつは、前提として「葛根湯かっこんとう」は抵抗力を持った体力がある人に効果的なんです。体力があって体格も良い方であれば、葛根湯かっこんとうは良いでしょう。

しかし、体力がなく痩せられた方で、悪寒と微熱、倦怠感がある方は「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」がおすすめです。「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」は抵抗力も体力も低い人に効果的です。

私の経験では70歳くらいの方からを目安に「葛根湯かっこんとう」より「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」が良いと思います。新陳代謝が衰え、冷えが強いときに用いる漢方薬です。

なお、「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」は高齢の方向けと言われることもありますが、必ずしもそうではありません。若年の方でも、その人の症状に合わせて服用されることをおすすめします。

風邪かな、と思ったらご相談ください。

七美茶が海外でも好評です

七美茶が海外でも好評です七美茶が海外でも好評です

オーストラリアの友人から、エソラ漢方薬本舗オリジナル ダイエットティ「七美茶ななみちゃ」が好評だったとの嬉しい知らせをいただきました。七美茶は海外でも人気が出そうです。

最近、行き過ぎたダイエットが一時的に流行しやすい傾向です。はたして健康には良いのでしょうか?店頭の相談でとくに目につくのは、男性のスリム化・女性の虚弱体質。

厚生労働省が発表しているBMIの肥満指数では「BMI25以上は肥満」とされ、自ら不健康であると思い込んでしまいがちです。しかし、一人ひとりの健康状態とは数値だけで測れるものではありません。また、BMIは内臓脂肪の蓄積とは必ずしも相関しないため、メタボリックシンドローム予備軍を拾い上げる意味での採用です。

数値上で太っていても痩せていても、健康であることが大事です。「七美茶ななみちゃ」は、健康を第一に考えて創った健康茶です。過剰なダイエットではなく、一人ひとりにあわせたダイエット方法で健康的な生活を送れるようお手伝いいたします。

男性の冷え性について

男性の冷え性について男性の冷え性について

男性の冷え症が増えています。昔では考えられなかったことですが、冷え性は女性だけのものではなくなってきています。

女性に冷え症が多い原因は、熱を作る筋肉の量が少ないからです。近年は、男性のスリム化・筋肉の量低下で冷え症が増えているのです。

そのほか、筋肉は肝に属しており、男性は、肝臓に負担かかる体質ですので、手先や足先に冷えを感じる方が多くなっています。

ここ最近、牡蠣肉エキス製剤が男性に売れています。お酒を飲む前・疲れがとれない方などに好評です。もちろん牡蠣製剤ですので、海のミルクと言われる牡蠣と同じく栄養も豊富。アミノ酸も多いので肝臓の働きも良くなります。冷え症対策にもなると思います。

11月23日は「牡蠣の日」です。栄養豊富な牡蠣を食べて、冷え症対策とされてみては。

「心の病」と企業様へ

「心の病」と企業様へ「心の病」と企業様へ

店頭のカウンセリングでも「心の病」の相談が増えています。来年から、企業に「ストレスチェック」も義務付けられます。家庭内でのストレスより、仕事でのストレスがかなり目立ちます。

2014年、厚生労働省の調査により、仕事関係でうつ病になり、労災と認定された人は全国で497人と過去最多です。今回の「ストレスチェック」義務化で今後増えていくことだと思います。

エソラ漢方薬本舗でも、ストレスに効果のある漢方薬がたくさんあります。毎日が快適に過ごせるためのお手伝いをいたします。タイプにより漢方処方も違いますので、ぜひ気になる方はご相談ください。

また、宮崎県内企業であれば、企業向けの無料相談も受付しております(日時は要相談)。お気軽にお電話ください。

11月17日は肺がん撲滅デー

11月17日は肺がん撲滅デー11月17日は肺がん撲滅デー

本日11月17日は国際肺癌学会で制定された、肺がん撲滅デーです。肺がんは、まさしく肺の細胞に傷が入ることです。喫煙や排気ガスなどの原因は知られていますね。

意外と知られていないのは、女性の肺がん。喫煙歴がないのに病気をされる方がいらっしゃいます。これは女性ホルモンが関係しています。月経の期間が長い方は要注意。発症率が高いといわれています。女性ホルモンの量や濃度が発症リスクにつながるのです。

生理が8日以上続いて止まらない方。原因の70%は気虚ききょ(胃腸の弱さ)です。こういう方には、「補中益気湯ほちゅうえっきとう」が効果があります。この漢方は肺の漢方でもありますので、肺を健康に導いてくれますよ。

寒暖差アレルギーについて

寒暖差アレルギーについて寒暖差アレルギーについて

11月に入って寒くなると思いきや、今日も暖かいですね。この時期、風邪でもないのに、風邪の症状が出ている方がいらっしゃいます。咳や鼻水の症状は、気温の差による「寒暖差アレルギー」というものがあります。

朝は冷え、昼は暑い。この気温の差が、鼻の粘膜の血管に広がり、鼻水が出ます。医学的には「血管運動性鼻炎」といいます。もちろん、鼻水が出ますので、それが咳に繋がります。

寒暖差アレルギーは、特に女性に多いです。男性に比べて、女性は筋肉量が少ないので、体内の熱生産が追いつかず温度差に対応できなくなるのです。もちろん、寒暖差アレルギーの症状が出る方は冬はそのまま冷え性で悩まされます。

風邪でもないのに、咳・鼻水が出る方。寒暖差アレルギーを疑い、早めに冷え対策をしましょう。

冷え対策の漢方がたくさんありますので、体質に合わせてご提案いたします。ご相談をお待ちしております。

エソラ漢方薬本舗の【七美茶】のおはなし No.2

エソラ漢方薬本舗の【七美茶】のおはなし No.2エソラ漢方薬本舗の【七美茶】のおはなし No.2

昨日6月29日は、おかげ様で「七美茶ななみちゃ」が、楽天総合ランキング1位になりました。皆様、誠にありがとうございました。これからも「七美茶ななみちゃ」をよろしくお願いいたします。

今回は、七美茶に入っている「ルイボス」についてお話します。ルイボスティーの原料となるルイボスは、アフリカ大陸最南端に位置する南アフリカ共和国が生産地。その中でも、首都ケープタウンから250km北上したセダーバーグ地方に限り、生産されています。

セダーバーグ山脈一帯は、昼夜の温度差が平均20度以上もある、乾燥した半砂漠地帯と、非常に過酷な環境です。ルイボスの力の源は、照りつける太陽・少ない降雨量・激しい昼夜の温度差の半砂漠を生き抜くためのもの。それこそ「抗酸化作用」であると考えられています。

わたしたちが呼吸時に吸い込んでいる酸素のうち、約2%は体内で活性酸素に変化するといわれています。活性酸素は、正常な状態だと外敵から身を守る働きをしてくれますが、大量に発生すると自分を攻撃してしまいます。結果、必要以上の活性酸素は、カラダの抵抗力を弱めて、免疫力を低下させることにつながります。

活性酸素は、主な生活習慣病をはじめ、全病気の85%もの原因であるとも言われています。この活性酸素を抑える働きがあると注目されているのが、ルイボスに含まれるSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)様酵素。SOD様酵素は、必要以上に体内に増えてしまった活性酸素を除去する働きがあるといわれています。ヒトの体内でもSOD様酵素は作られますが、年齢とともに減少していきます。

活性酸素が増えすぎてしまうと、代謝が下がり、老化も進んでしまいます。つまり、ダイエットしにくい、痩せにくい体質になってしまうといえます。SOD様酵素は、より効果的なダイエットを促してくれるとして、七美茶にも配合いたしました。

エソラ漢方薬本舗の【七美茶】のおはなし No.1

エソラ漢方薬本舗の【七美茶】のおはなし No.1エソラ漢方薬本舗の【七美茶】のおはなし No.1

エソラ漢方薬本舗が監修したデトックス ダイエット ティー「七美茶ななみちゃ」。店頭・楽天ともに大変ご好評いただいております。今回は、七美茶に入っている「ごぼう」についてお話します。

「ごぼう」はヨーロッパ、シベリアから中国大陸にかけて広く分布していますが、根の部分を食用にするのは日本だけという変わった根菜です。ごぼうを栄養面からみると、8割が水分で、ビタミン類もあまり含まれていませんが食物繊維が豊富。

最近は、発がん物質など有害物質を体外に排泄する機能が、あることがわかっています。ごぼうには、利尿効果もあるので、腎臓病などで体がむくんでいるときに食べると、体の余分な水分が尿になって排泄され、むくみを解消します。

便や尿や汗といったいろいろな形で、体内の毒素を排泄してくれますので、血液が浄化され、肌も美しく保たれます。便秘などによる吹き出物、肌荒れに悩んでいる人は、お肌のトラブルの解消が期待されます。

口内炎でお悩みの方へ

口内炎でお悩みの方へ口内炎でお悩みの方へ

は口に開竅かいきゅうする」といって、胃腸と口は関係があります。食べ過ぎや飲み過ぎなど、胃腸に過度な負担がかかっているときには、口内にも、できものができやすいのです。特に、熱をもたせる食べ物をたくさん食べた時や、ストレスが多いときなどには、赤くて痛い口内炎がたくさんできることがあります。

つい食べ過ぎたり、辛いもの・こってりした食事・動物性の肉や脂・甘いもの・お酒・寝る直前の食事などは、胃に過剰な熱をもたせ、「胃熱いねつ」という状態になります。過剰なストレスや、女性の高温期(生理前)も「熱」が過剰になりやすい状態です。

半夏瀉心湯はんげしゃしんとうは、黄連おうれん黄芩おうごんなどの生薬成分が炎症を抑える作用があります。胸焼け、胃が重いなどの症状があり、上腹部がすっきりしない方におすすめです。口内炎にもよく使われます。また、急性腸炎など下痢の場合の代表的な漢方薬でもあります。