葛根湯

風邪をひいたら葛根湯

風邪をひいたら葛根湯風邪をひいたら葛根湯

今年は異常気象の原因となる「ラニーニャ現象」で寒くなる予想がでています。2011年以来、6年ぶりということで、たしかに6年前は厳しい寒さだった記憶があります。

寒さは、風邪をひきやすくさせます。免疫力は、体温を低下させることでその力も低くなり、寒さが人体の免疫力に影響を与えます。

さらに、寒さと乾燥が入ると、インフルエンザなどかかりやすくなります。乾燥すると、ウイルスなど空気中を浮遊しやすくなり、空気の乾燥で鼻や口などの粘膜も乾燥すると侵入を防ぐ機能が弱まり、感染しやすくなるのです。

この冬は、寒くなることを考え、寒さ対策や湿度対策をしていくのは重要です。

風邪をひいたら葛根湯かっこんとうの服用は効果があります。葛根湯かっこんとうは、長年、使われてきた風邪薬です。急性病の薬なので、体力がある人におすすめです。(私の経験上60歳までで体力のある方は大丈夫です。要相談)

病院の薬関係(どちらにしても、慢性病より急性病のほうを優先することは基本中の基本。しかし病気にもよりますので慢性病の方は担当医師と相談してください)・使用する期間などありますが、それは店頭またはお電話でもアドバイスいたしますので、お気軽にご相談くださいませ。

りんご病の感染と予防

りんご病の感染と予防りんご病の感染と予防

最近、りんご病の患者数に関するニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか。

国立感染症研究所の調べでは、去年1年間に報告された患者数は9万2625人と過去10年間で最多らしいです。とても多いですね。

りんご病は、伝染性紅斑ともいい、感染者は5歳~9歳が多く、通常は数日でよくなります。しかし、成人でも感染しますし、特に妊婦さんが感染すると胎児に影響が出ることがあるとニュースで注意が呼びかけられています。

子どもの感染は、頬が赤くなり、その後、手足に発疹が出ます。症状が出ている場合は感染しません。成人では、頬が赤くならず、手足の発疹・倦怠感・関節炎だけの場合があり、風疹と間違えられることも…。

予防としては、免疫力を上げることが重要です。中でも、免疫細胞の約6割が存在するといわれている「腸」は大事にしましょう。

りんご病の対策には葛根湯かっこんとうも効果的。しかし、妊婦さんや小さなお子さんは服用できません。薬局・薬店で販売している乳酸菌は、妊婦さんでも小さなお子さんでも服用しても大丈夫。

エソラ漢方薬本舗でも乳酸菌を取り扱っています。来週2月3日は乳酸菌の日。腸を元気にして、りんご病をはじめ病気に感染しないようにしましょう。

葛根湯配合の総合かぜ薬について

葛根湯配合の総合かぜ薬について葛根湯配合の総合かぜ薬について

お客様より、「葛根湯かっこんとうの配合された総合かぜ薬があるが、効果はあるのか」とのお問い合わせをいただきました。

葛根湯かっこんとうと総合かぜ薬(PL顆粒も含む)の併用により生じる副作用や相互作用については、まだ全てが分かっていないのが現状です。

かぜ薬の効果効能である解熱鎮痛(体温を下げる)成分が、葛根湯かっこんとうに認められている体温上昇作用「身体を温めて汗を出す(辛温解表)」を打ち消す可能性があると考えています。他の解熱鎮痛薬との併用も同様です。

風邪は一人ひとりにあったお薬を服用することが早く治る秘訣です。お気軽にご相談ください。

体力がない人の風邪について

体力がない人の風邪について体力がない人の風邪について

最近は宮崎県でも寒い日が続いていますね。皆さん、風邪などはひかれていないでしょうか?今回は、体力がない人の風邪についてお話します。

漢方ブームで、風邪をひいたときに「葛根湯かっこんとう」を服用される方が増えました。良いことだと思います。

多くの方が「風邪には葛根湯かっこんとう」と思いますでしょうが、いざ服用しても効果がない方がいらっしゃいます。なぜか。それは、その人の体質・症状に合っていないからです。

じつは、前提として「葛根湯かっこんとう」は抵抗力を持った体力がある人に効果的なんです。体力があって体格も良い方であれば、葛根湯かっこんとうは良いでしょう。

しかし、体力がなく痩せられた方で、悪寒と微熱、倦怠感がある方は「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」がおすすめです。「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」は抵抗力も体力も低い人に効果的です。

私の経験では70歳くらいの方からを目安に「葛根湯かっこんとう」より「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」が良いと思います。新陳代謝が衰え、冷えが強いときに用いる漢方薬です。

なお、「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」は高齢の方向けと言われることもありますが、必ずしもそうではありません。若年の方でも、その人の症状に合わせて服用されることをおすすめします。

風邪かな、と思ったらご相談ください。

体力がない方の風邪について

体力がない方の風邪について体力がない方の風邪について

12月に入り、ますます寒さが厳しくなってきました。

さて、風邪をひいたときに飲みたい薬に「葛根湯かっこんとう」はよく挙げられます。多くの場合、「風邪には葛根湯かっこんとう」と思われますでしょうが、いざ服用しても効果がない方がいらっしゃいます。

なぜか。それは、その人の体質・症状に合っていないからです。

体力があって、体格も良い方であれば、葛根湯かっこんとうがいいでしょう。しかし、体力がなく痩せ型で、悪寒と微熱・倦怠感がある方は「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」がおすすめですよ。新陳代謝が落ち、冷えが強いときに用いる風邪の漢方薬です。

風邪をひかれた方、その他カラダの不調が気になる方、お気軽にご相談ください。