ミニコラム

1記事3分で読める、エソラ漢方薬本舗の健康のためのミニコラムです。スキマ時間にもどうぞ。

体力がない方の風邪について

体力がない方の風邪について体力がない方の風邪について

12月に入り、ますます寒さが厳しくなってきました。

さて、風邪をひいたときに飲みたい薬に「葛根湯かっこんとう」はよく挙げられます。多くの場合、「風邪には葛根湯かっこんとう」と思われますでしょうが、いざ服用しても効果がない方がいらっしゃいます。

なぜか。それは、その人の体質・症状に合っていないからです。

体力があって、体格も良い方であれば、葛根湯かっこんとうがいいでしょう。しかし、体力がなく痩せ型で、悪寒と微熱・倦怠感がある方は「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」がおすすめですよ。新陳代謝が落ち、冷えが強いときに用いる風邪の漢方薬です。

風邪をひかれた方、その他カラダの不調が気になる方、お気軽にご相談ください。

ダイエットに効果的な漢方

ダイエットに効果的な漢方ダイエットに効果的な漢方

よくお問い合わせをいただくダイエットに効果的な漢方についてお話します。

最初に申し上げると、肥満症に使われる漢方は、漢方専門店でご相談されることをおすすめします。

色々なタイプで処方が変わります。

例えば、食べ過ぎの原因がストレスの場合、食欲を抑えてダイエット効果を見込める漢方があります。他にも、筋肉がやわらかくて太ってしまう場合、下半身太りが気になる場合などなど。

色々な場合で漢方も使い分けます。気になる方はぜひご相談ください。

痔について

痔について痔について

12月を目前にして、厳しい寒さを感じている方がたくさんいらっしゃるかと思います。今日は、冬に悪化しやすい「痔」についてお話したいと思います。

痔は、肛門周辺の血の流れが悪くなり、うっ血がおこり、痔核じかく上皮じょうひが下がり肛門から出てしまう疾患です。冬に悪くなるのは、冷えも関係するからなんですね。もちろん、固い便をを無理して出すことも原因になりうることも、ご存知のとおりです。

漢方では、日本生まれの漢方薬「乙字湯おつじとう」というものがあります。江戸時代も、痔で悩んでいる方はたくさんいました。当時の医師、原南陽はらなんよう先生によってつくられたのが、「乙字湯おつじとう」です。

乙字湯おつじとうは6種類の生薬から構成されています。乙字湯おつじとうに含まれるこれらの生薬には、痔の原因となる血流のうっ血を改善し、垂れ下がり脱出した痔核や上皮を引き締めて引き上げる作用などがあり、痔に効果を発揮します。

乙字湯おつじとうに含まれる大黄だいおうは下剤成分で、便を軟らかくして力の入れすぎを予防し、また便が通過する時の肛門への負担を軽くすることができます。

乙字湯おつじとう」は煎じ薬がおすすめですよ。是非おためしください。

腰痛について

腰痛について腰痛について

今年も腰痛の時期がきました。慢性でお困りな方は、憂鬱ですね。

腰痛の原因は様々。「姿勢の悪さ」「関節のトラブル」「血行の悪さ・婦人科系」などなど…。

漢方では、腰痛は「冷えや水分の代謝異常、血液の流れが滞る」と考えます。まさしく「疎経活血湯そけいかっけつとう」です。

血を補いながら血液の流れを良くし、痛みをとる働きがあります。鎮痛作用も見込める漢方ですよ。ぎっくり腰にも効果的。

カラダの変化と漢方のすすめ

カラダの変化と漢方のすすめカラダの変化と漢方のすすめ

今から2000年以上前に書かれた医学書「黄帝内経こうていだいけい」。

これには、女性のカラダは「7の倍数の年齢」で変化し、男性のカラダは「8の倍数の年齢」で変化すると書かれています。

カラダが最高に充実しているのは、女性は28歳、男性は32歳。それから、7・8の倍数。

女性は35歳、男性は40歳から、カラダの不調が現れやすくなります。

昔と比べると疲れがとれにくい方、ストレスを受けやすくなった方。今こそ漢方を初めてみませんか?