ミニコラム

1記事3分で読める、エソラ漢方薬本舗の健康のためのミニコラムです。スキマ時間にもどうぞ。

朝シャンはしたほうが良い?

朝シャンはしたほうが良い?朝シャンはしたほうが良い?

朝シャンがお好きな方はたくさんいらっしゃるかと思います。特に、春夏に向かうにつれて、朝シャン派の方が増えてくるのではないでしょうか。

さて、朝シャンは髪や頭皮にはどうなんでしょう?

じつは寝ている間に皮脂が分泌され、朝までに髪を守る庇護膜が作られています。朝シャンすると、庇護膜がない状態で紫外線を浴びることになり、毛髪を痛めて抜け毛の原因となります。

ちなみに、髪のトラブルを改善する漢方があります。血行を良くし、毛髪に栄養を行き渡らせることができる「十全大補湯じゅうぜんたいほとう」という漢方。毛髪に行く血を補強し、カラダに活力を与え、血行を良くします。

肌色と透明感をアップする漢方

肌色と透明感をアップする漢方肌色と透明感をアップする漢方

今やスキンケアは、女性だけでなく男性も興味を持たれるかたが多くいらっしゃるかと思います。美しく健康的な肌に欠かせないのが肌の透明感。肌のくすみや、顔色の悪さには、原因があります。

まずは「血行不良」。肌のすぐ下を流れる血液が悪ければ、肌の代謝も悪くなり、肌がくすんで見えます。肌の表面に古い角質が多くなり、黒っぽく見えるために顔色が悪く見えるようです。

さらに「乾燥」。表面の角質が、細かくめくれて影ができるために、肌がくすんで見えます。

漢方では「四物湯しもつとう」を処方します。当帰とうきせんきゅう芍薬しゃくやく地黄じおうの生薬で、肌のくすみや、顔色の悪さを改善するだけでなく、肌の乾燥も抑える働きがあります。透明感と潤いのある美肌づくりには欠かせない漢方として、女性に人気が高まっています。

冷え性について

冷え性について冷え性について

まだまだ寒い日が続きますね。風邪・インフルエンザが気になる季節です。引き続き風邪には注意してください。

風邪の相談以外に、最近多い「冷え性」が目立ちます。

冷え性は、病気とは診断されません。冷え性だと感じている方も、病気というほどの自覚はないと思います。しかし、漢方では、冷え性はれっきとした婦人科系の病気になります。

冷え性は、ひどくなると様々な合併症を引き起こします。自律神経失調症、頭痛、腰痛、肩こり、月経不順、月経痛、不眠などは、カラダの冷えと密接に関係しています。

冷え性でお悩みの方は、お早めにご相談ください。

漢方服用時の正しい水の選び方

漢方服用時の正しい水の選び方漢方服用時の正しい水の選び方

「水道水よりミネラルウォーターで煎じるほうが効果がありますか?」

お客様からよくお問い合わせをいただきます。

正解は、漢方は水道水で煎じるほうが良い、です。

理由は、ミネラルウォーターに含まれるミネラル成分が、薬の有効成分に影響することがあるから。とくに、硬度の高いもの(昨今人気の硬水)は影響が強くなります。

選ぶなら、水道水に近い軟水を選んでくださいね。

体力がない方の風邪について

体力がない方の風邪について体力がない方の風邪について

12月に入り、ますます寒さが厳しくなってきました。

さて、風邪をひいたときに飲みたい薬に「葛根湯かっこんとう」はよく挙げられます。多くの場合、「風邪には葛根湯かっこんとう」と思われますでしょうが、いざ服用しても効果がない方がいらっしゃいます。

なぜか。それは、その人の体質・症状に合っていないからです。

体力があって、体格も良い方であれば、葛根湯かっこんとうがいいでしょう。しかし、体力がなく痩せ型で、悪寒と微熱・倦怠感がある方は「麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう」がおすすめですよ。新陳代謝が落ち、冷えが強いときに用いる風邪の漢方薬です。

風邪をひかれた方、その他カラダの不調が気になる方、お気軽にご相談ください。

ダイエットに効果的な漢方

ダイエットに効果的な漢方ダイエットに効果的な漢方

よくお問い合わせをいただくダイエットに効果的な漢方についてお話します。

最初に申し上げると、肥満症に使われる漢方は、漢方専門店でご相談されることをおすすめします。

色々なタイプで処方が変わります。

例えば、食べ過ぎの原因がストレスの場合、食欲を抑えてダイエット効果を見込める漢方があります。他にも、筋肉がやわらかくて太ってしまう場合、下半身太りが気になる場合などなど。

色々な場合で漢方も使い分けます。気になる方はぜひご相談ください。

痔について

痔について痔について

12月を目前にして、厳しい寒さを感じている方がたくさんいらっしゃるかと思います。今日は、冬に悪化しやすい「痔」についてお話したいと思います。

痔は、肛門周辺の血の流れが悪くなり、うっ血がおこり、痔核じかく上皮じょうひが下がり肛門から出てしまう疾患です。冬に悪くなるのは、冷えも関係するからなんですね。もちろん、固い便をを無理して出すことも原因になりうることも、ご存知のとおりです。

漢方では、日本生まれの漢方薬「乙字湯おつじとう」というものがあります。江戸時代も、痔で悩んでいる方はたくさんいました。当時の医師、原南陽はらなんよう先生によってつくられたのが、「乙字湯おつじとう」です。

乙字湯おつじとうは6種類の生薬から構成されています。乙字湯おつじとうに含まれるこれらの生薬には、痔の原因となる血流のうっ血を改善し、垂れ下がり脱出した痔核や上皮を引き締めて引き上げる作用などがあり、痔に効果を発揮します。

乙字湯おつじとうに含まれる大黄だいおうは下剤成分で、便を軟らかくして力の入れすぎを予防し、また便が通過する時の肛門への負担を軽くすることができます。

乙字湯おつじとう」は煎じ薬がおすすめですよ。是非おためしください。

腰痛について

腰痛について腰痛について

今年も腰痛の時期がきました。慢性でお困りな方は、憂鬱ですね。

腰痛の原因は様々。「姿勢の悪さ」「関節のトラブル」「血行の悪さ・婦人科系」などなど…。

漢方では、腰痛は「冷えや水分の代謝異常、血液の流れが滞る」と考えます。まさしく「疎経活血湯そけいかっけつとう」です。

血を補いながら血液の流れを良くし、痛みをとる働きがあります。鎮痛作用も見込める漢方ですよ。ぎっくり腰にも効果的。

カラダの変化と漢方のすすめ

カラダの変化と漢方のすすめカラダの変化と漢方のすすめ

今から2000年以上前に書かれた医学書「黄帝内経こうていだいけい」。

これには、女性のカラダは「7の倍数の年齢」で変化し、男性のカラダは「8の倍数の年齢」で変化すると書かれています。

カラダが最高に充実しているのは、女性は28歳、男性は32歳。それから、7・8の倍数。

女性は35歳、男性は40歳から、カラダの不調が現れやすくなります。

昔と比べると疲れがとれにくい方、ストレスを受けやすくなった方。今こそ漢方を初めてみませんか?