食欲をそそられる食材でよく使われる「にんにく」。料理がすごくおいしくなるので食卓に常備している方も多いのではないでしょうか。
にんにくの原産国はアジアで中国産が世界の8割をしめ、日本では青森が生産地になっています。
にんにくは中国料理をはじめ、各国の料理でも利用されています。一般的には球根が使われていますが、にんにくの葉やにんにくの芽など、すべての部位が食用で利用されます。
にんにくは生薬としての効果もあり、疲労回復や栄養剤、サプリメントなどにも多く使われています。にんにくの生薬名は「大蒜」といい、昔から、胃のもたれ・腹痛・下痢・駆虫薬などに使っていたようです。
最近の研究では血液が固まるのを防ぐ作用があることで、高血圧や高脂血症、記憶力向上にいいとされ、これからの健康に期待されています。
ご家庭では「にんにくチューブ」を使っている方も多いかと思いますが、ぜひ生のにんにくを使ってみてください。生のにんにくは辛味も香りもチューブのものよりも豊かですし、にんにくの健康効果も違います。
生のにんにくは料理法により効果も変化します。にんにくの抗菌作用を利用するのは生のスライスが効果的で、抗酸化作用を期待するのは低温料理がいいのでさっと炒めるのがおすすめです。
こんな健康にいい「にんにく」ですが、食べ過ぎると貧血になったり、胃が荒れたり腸内環境を悪くすることもあるので、食べ過ぎは注意してくださいね。