縁起物

「七草粥」で元気な一年を!

「七草粥」で元気な一年を!「七草粥」で元気な一年を!

明けましておめでとうございます。今年も、エソラ漢方薬本舗は皆様のお役に立てるよう頑張ってまいります。

さて、1月7日は「七草粥」を食べる日です。

七草粥は一年の無病息災を願ったり、年末年始で疲れた胃腸を癒すことで身体の調子を整えよい一年をスタートさせる、日本ならではの行事です。

七草粥は名前のとおり、身体によいとされる7つの食材で作られる縁起物です。

七草の栄養、縁起物の意味を知ると、さらにおいしく食べられますよ。

  • セリ:胃腸の働きを整え、カルシウム、ビタミンB、その他ミネラルも豊富です。セリにちなんで「競り勝つ」の意味もあります。
  • ナズナ:解毒や利尿、むくみに効果があり、漢方でも使用されています。「撫でて汚れを取り除く」といわれています。
  • ゴギョウ:咳止めや痰の切れをよくする働きがあります。「仏さまの体」を表す縁起物です。
  • ハコベラ:歯茎の炎症によいといわれています。「子孫繁栄」という意味がつけられています。
  • ホトケノザ:胃腸の働きを整える働きがあります。「仏様の安座(くつろいで座る)」といわれています。
  • スズナ(カブ):カロテンやビタミンC、食物繊維、消化酵素を含んでいます。「神様を呼ぶ鈴」といわれる縁起物です。
  • スズシロ(大根):β-カロテン、ビタミンK、葉酸、ビタミンCを含んでいます。「汚れのない清白」という意味があります。

これらの七草は、春に芽吹くことから昔から邪気を払うといわれています。また、年末年始の疲れをとり、この1年を元気に過ごせるともされています。

インフルエンザやコロナで大変な時期ではありますが、七草粥で心と体を元気にして、よい1年にしていきましょう!

「ちらし寿司」でお祝い気分

「ちらし寿司」でお祝い気分「ちらし寿司」でお祝い気分

6月18日は「持続可能な食文化の日」および「国際寿司の日」です。「国際寿司の日」は主に海外で祝われている記念日のようです。

寿司は「寿(ことぶき)」を「司(つかさどる)」という意味で縁起がいい料理です。

特別な日に寿司を食べる習慣が日本にあるのはこのためです。家でも手軽に作れる「ちらし寿司」は、見た目も華やかでお祝いで人気メニューの一つですね。

さて、「ちらし寿司」の始まりは1664年(慶安4年)の岡山県だといわれています。

当時、岡山県は大規模な洪水がありました。

いち早く災害から復旧するため、当時の藩主が「一汁一菜」の倹約令を出しました。汁物に副食一品以外は禁止という倹約令です。

庶民の生活は質素なものになり、もちろん高価なお寿司など食べることはできませんでした。

そんな中、考えられたのが「ちらし寿司」です。もちろん「ちらし寿司」も倹約令に違反する食べ物でしたが、藩主は領民が少しでも元気になればと黙認したそうです。

それから、災害の苦境に立たされた庶民の癒し料理となり愛されてきました。特別な日に「ちらし寿司」を食べお祝いなどをしていたのでしょう。

記念日にあやかって、河野先生がお昼にちらし寿司を作ってくれました。みんな笑顔で美味しそうに食べていました。

実はそんなちらし寿司、「厄除けの効果」があるらしく、身体を浄化し幸せを引き寄せるとされています。

気の巡りが悪くなるこの季節、家で「ちらし寿司」を作ってみるのはいかがですか? きっと家族全員が華やかなちらし寿司を見て笑顔になり元気になることだと思います。

和菓子を食べて「無病息災」

和菓子を食べて「無病息災」和菓子を食べて「無病息災」

6月16日は「和菓子の日」。和菓子を食べ「無病息災」「除災招福」を祈願する日です。

平安時代の6月16日、疫病よけと健康祈願のために菓子を供える「じょう」という行事が行われたといわれています。

明治時代になりこの慣習は少なくなりましたが、日本の食文化を継承するために昭和54年、全国和菓子協会が「和菓子の日」を制定しました。

和菓子にはカラダや脳のエネルギーとなる炭水化物(糖分)が含まれています。日常のストレスや疲れた時など、一口食べると心身の疲れが取れて元気が出ることでしょう。

また、和菓子は日本人の体質に合う自然の農作物で作られているので健康によいともいわれています。脂肪分も洋菓子より少ないので低カロリーです。

昔から日常の楽しみとして愛されてきた和菓子。大切な人への贈り物として使われてきた和菓子。

誰もが甘い和菓子を食べている瞬間は幸せな時間です。それは昔も今も変わらず、和菓子はみんなを笑顔で幸せにすることでしょう。

今日は和菓子を食べ、健康と幸せを願い笑顔で過ごしていきましょう。

「立春」に大福を食べて幸福に

「立春」に大福を食べて幸福に「立春」に大福を食べて幸福に

2月4日は、暦の上では春を迎える「りっしゅん」ですね。

「立春に『大福』を食べると、その年が幸福になる」といわれています。

昔の大福は、塩味で腹持ちがいいことから「はらぶともち」と呼ばれていました。

かつては塩味だった大福ですが、江戸の時代、甘いあんこを餅で包んで売ったところ大人気となり、全国的に広がることになります。

あんこの「小豆」は「魔除け」として、「お餅」は神聖な食べ物として親しみがあることから、これを縁起として立春に食し、一年の幸福を願うようになったといわれています。

さて、大福には太るイメージがありませんか?

じつは、小豆は食物繊維や栄養バランスが豊富な穀物です。便秘や貧血が解消され、美容やダイエットにも効果があるといわれています。

砂糖やカロリーなどが気になる方は、自分で砂糖控えめの大福を作ってみては?

意外と簡単にできますよ。エソラ漢方薬本舗でも手作り大福をスタッフ全員でいただきました。

手作り大福は、もっとたくさんの幸福がくるかもしれませんね。

「大寒」に卵を食べて栄養を蓄えよう!

「大寒」に卵を食べて栄養を蓄えよう!「大寒」に卵を食べて栄養を蓄えよう!

2022年1月20日は「だいかん」です。1年を24に分けた「じゅうせっ」の最後にあたるのが「だいかん」になります。

昔の人は、大寒の時期に「卵」を食べていたそうです。エソラ漢方薬本舗でも縁起にあやかり、河野特製オムライスをいただきました。

鶏は、春には多くの卵を産むのですが、冬の間はあまり産みません。春のために冬籠りをし、力を蓄えているのでしょう。

鶏は寒さが苦手で、冬の間は水分を取らずに飼料を好んで多く食べます。そのため、冬の卵には多くの栄養があるといわれています。

昔の人が春にむけてに栄養を蓄えるために卵を食べたことから、「だいかんの卵」は縁起物になったのだと思います。

草木花や動物も、寒さの時期は新しく生まれ変わるための力を蓄えながら春を迎えます。この時期は、わたしたちも春を迎えるための力を蓄える必要があります。

漢方には、カラダを温め血行をよくし、栄養を高める生薬が多くあります。冷え症や寒さが苦手な方は、こんなときこそ漢方を服用してみてください。

カラダの血の巡りがいいと、寒さによるつらさや気分の落ち込みなども和らぎます。寒さに負けず、体調を整え、春を迎えるための力を蓄えていきましょう。