宮崎の代表的な郷土料理のひとつが「冷や汁」。
味噌汁に、薬味、魚、豆腐、きゅうりなどを加え、冷やした状態でごはんにかけて食べる、シンプルな料理です。
実はこの「冷や汁」が、夏の健康的な食べ物として全国で有名になってきています。
冷や汁は、暑い日にも夏バテしないように考えられた南国宮崎らしい料理です。夏を乗り切るための栄養素が多く含まれ、食欲がなくても美味しく食べられます。レシピ次第では手軽に作れますし、ダイエットにも良いと注目を集めています。
冷や汁で使う材料は、魚・味噌・豆腐・ゴマなど、タンパク質が多く含まれています。
タンパク質は三大栄養素の一つで、人間の内臓、血液、皮膚や骨を作っています。そのほか、免疫、ホルモンなどにも関わりがある、重要な栄養素です。
夏は食欲が落ちやすく、タンパク質が不足しがちです。それが夏バテの原因の一つとなります。そのため、夏にも食べやすい冷や汁はおすすめの料理です。
冷や汁には、タンパク質のほか、ビタミンB群やミネラルも豊富に含まれています。
ビタミンB群は、細胞のエネルギーを高め、疲労回復をしてくれます。ミネラルは、体の機能を正常に保ちながら、貧血、食欲不振、免疫低下を防いでくれます。
冷や汁に入れる食材の「きゅうり」は体を冷やす働きがありますので、熱中症の予防に役立ちます。
薬味として入れる「紫蘇(大葉)」は、βカロテン、ビタミン類が豊富です。
味噌は大豆が発酵したものなので、アミノ酸やビタミンが大量に含まれています。
一つのメニューでこれだけの栄養を含むものは、そう多くありません。
冷や汁はご飯が冷えている状態で食べるため、糖質の吸収や血糖値の上昇を抑えることができます。
炭水化物を冷やして食べるダイエット法をご存知ですか?
炭水化物に含まれるデンプンは、冷えることで「レジスタントスターチ」という消化しにくいデンプンに変化します。
小腸で消化されにくくなると摂取カロリーを抑えることができます。また、食物繊維のように腸を掃除してくれますので、便秘にも有効です。
レジスタントスターチが増える温度は4℃程度。ご飯を冷蔵庫に冷やしておくと良いですよ。
冷や汁はシンプルな作り方で味もあっさりとしていますので、たくさんのアレンジが可能です。季節野菜や肉類を入れても美味しいですよ。
夏は暑さで食欲が減退し、披露も蓄積する時期です。冷や汁を食べて、夏バテを解消してみては。

