2000年代から「発達障害」が一般的に広まり、現在もさまざまな研究がされています。
一般的に、「発達障害」は症状が多様で、癇癪、興奮しやすさ、イライラ、多動、睡眠障害などがみられることがあります。これにより、家庭や学校での生活に、生きづらさを感じる人も少なくありません。
コミュニケーション障害は、年齢が上がるほど支障が大きくなるため、子どものころから治療することで、大人になったときの苦労を減らすことができます。
子どもの低栄養や生活習慣など、成長過程に多くの問題がみられ、なかなか改善が困難です。そこで漢方薬の出番です。
漢方は子供の体質改善に有効で、コミュニケーション障害や落ち着きがない子ども(多動症)、読む・書く・計算するといった学習障害などの改善にも効果が期待されています。
実際に都会の病院でも処方される医師が増えてきたようで、まだまだ臨床データは少ないですが、相談漢方店でよく売れている漢方薬には「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」と「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」があります。

特に効果が期待される漢方薬は「抑肝散加陳皮半夏」で、神経の高ぶりを抑える「抑肝散(よくかんさん)」に、慢性化した神経症状による悪心(吐き気)や嘔吐などの消化器症状を改善する生薬を加えた処方になっています。
不登校や入眠困難、昼夜逆転といった睡眠障害にも有効で、チック症の症状緩和にも効果が期待できます。
ただし、味覚が敏感な子どもは服用が困難な場合がありますので、服薬ゼリーやはちみつ(※)などの甘いものを使って工夫する必要があります。
1ヶ月の服用でも高い治療効果が報告されていますので、気になる方は一度服用してみてください。「抑肝散加陳皮半夏」は副作用も少なく、かなり安全性の高い漢方薬です。
※はちみつは小さな子ども(1歳未満)は食べることができません。加熱しても与えないでください。

