春になり、もうすぐ綺麗な桜が咲きます。桜を使ったお菓子も楽しみの一つです。
桜の香りは心を癒やしてくれますよね。その正体は「クマリン」という物質で、リラックス効果による鎮静作用や睡眠効果などがあります。
さくら餅に使われる桜の葉には「クマリン」が多く含まれていますので、香りを楽しみながら食べてみてください。
さて、漢方で「桜」が生薬として使われるのはご存知ですか?
中国の書物の中にも「桜」の効果・効能は出てきますが、漢方にするのは日本独自の処方のようです。
桜の花・葉などは、肺機能を高めて喘息をやわらげる働きや、解毒効果などがあるとされています。
桜の漢方は「桜皮(おうひ)」という生薬で、ヤマザクラの樹皮から作られています。

日本では「桜皮」は皮膚病・解熱・咳止めに使用されていました。皮膚薬の外用薬でも使われていたようです。
諸説ありますが、日本で皮膚病が多かったことから、昔からある皮膚病の漢方に「桜皮」を配合し、頑固な皮膚病に対応できる「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」という日本独自の漢方が誕生したといわれています。

桜には花の美しさだけでなく、私たちの体まで健康にしてくれいたのですね。
春は「肝(かん)」に負担が出る季節。飲み過ぎに注意しながらお花見を楽しみましょう(ちなみに桜の花と葉は二日酔い効果もあるそうですよ!)。

