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「りんごが赤くなると医者が青くなる」

「りんごが赤くなると医者が青くなる」「りんごが赤くなると医者が青くなる」

11月22日は「長野県りんごの日」です。JA全農長野が11月22日(いい・ふじ)にかけて制定したようです。

りんごはたくさんの食物繊維やミネラル、ポリフェノールが含まれる優秀な果実です。

昔から健康果実としても有名で、「りんごが赤くなると医者が青くなる」「1日1個のりんごで医者いらず」といわれてきました。りんごを上手に食べるとお医者さんの世話にならないほど元気に生きていけるという意味です。

せっかくですから、食べる時間にも一工夫しましょう。「朝の果物は金、昼の果物は銀、夜の果物は銅」という西洋のことわざがあります。

朝食にりんごを食べることをオススメします。寝る前に食べると胃がもたれ、せっかくのりんご効果も台無しになります。

さて、朝食に関するお話をひとつ。

朝食は健康によいといわれていますが、現在、その習慣が少なくなっています。お腹が空かないので朝食を摂らない、という人が増えているようです。

統計の年代別で目立つのが「男性40代の3人に1人」「女性30代の5人に1人」が朝食を食べていないということです。

お腹が空かない原因に、夕食の食べ過ぎが考えられます。

夜は食事をゆっくり楽しむ時間的余裕が取りやすいため、通常の2食分に相当する量を食べている可能性があります。そうすると朝食の時間にお腹が空かない状態になります。

もちろん、この食生活は太りやすいカラダになり肥満やメタボにつながる可能性大です。

朝食を摂らないと下記のような悪循環になりかねません。

  1. 朝食を摂らない

  2. 体内時計がリセットできない

  3. 食事時間・活動時間・睡眠時間が遅い時間にずれていく

  4. 朝起きられずに朝食を摂れなくなる

このまま夜型化が進んでいきます。夜型の生活は、肥満やうつ病のリスクを高めたり、免疫低下にもなりやすくなるので要注意です。

これから、美味しいりんごの時期です。風邪やインフルエンザ、コロナも含めて油断ならない季節がやってきます。朝食にりんごを食べて「医者いらず」の生活を目指しましょう!

9月18日は「かいわれ大根の日」

9月18日は「かいわれ大根の日」9月18日は「かいわれ大根の日」

9月18日は日本かいわれ協会(現:日本スプラウト協会)が制定した「かいわれ大根の日」でした。

9月にかいわれ大根の日を決める会議が行われたことと、横向きにした「8」の下に「1」足すとかいわれ大根の見た目になることで、9月18日に決められたようです。

かいわれ大根という名前は、二枚貝が割れた姿に似ていることから付けられたといわれています。実はこのかいわれ大根には、食べ過ぎによる胃もたれ予防や、ダイエットに取り入れたい食べ物なんです。

大根の種を蒔いて発芽した芽がかいわれ大根です。普通の大根より豊富な栄養が含まれており、多い順に、ビタミンK、ビタミンC、葉酸、ビタミンA、ビタミンEになります。

貝割れ大根の辛味成分はイソチオシアネートといい、がんの予防効果や肝臓の健康維持効果が期待されています。

ほかにも、胃腸を丈夫にするといわれているジアスターゼが含まれていますので、胃腸が弱い方、食べ過ぎで胃もたれするような方にはおすすめです。

貝割れ大根がおかずの付け合せに添えられているのは、このような働きをもっているといわれているからです。

暴飲暴食が続く方や胃腸に自信のない方は、貝割れ大根を積極的に取り入れてみてください。健康的な食生活の助けが期待できますよ。

「土用」は健康の準備期間

「土用」は健康の準備期間「土用」は健康の準備期間

2022年7月23日は「よううしの日」ですね。この日は、うなぎを食べて活力をつける方もたくさんいらっしゃると思います。

そもそも「よう」とは何なのでしょうか?

よう」とは暦のひとつで、春夏秋冬の季節の合間になります。具体的には、りっしゅんりっりっしゅうりっとうの直前18日間です。

よう」は、季節の準備期間ともいえます。そういった時期は、体調を整えることがとても大事です。

東洋医学でも、「よう」は次の季節に向けて体調を整える大事な期間だと考えられています。

五行説の「」と「胃腸」は関りがあるとされています。人間にとっての胃腸は、自然界での土壌です。栄養源を作り出し分け与えてくれる大事な役割をもち、カラダ全体を元気にすると考えられています。

梅雨シーズンの体調不良や暑さによる食事の偏りは、夏バテにつながります。ようは夏に向けての体力を充実させるための時期です。うしの日には元気な栄養を摂ることで夏バテ予防になります。

夏本番はこれからです。うなぎを食べてスタミナをつけ、夏を元気に過ごしていきましょう!

「ちらし寿司」でお祝い気分

「ちらし寿司」でお祝い気分「ちらし寿司」でお祝い気分

6月18日は「持続可能な食文化の日」および「国際寿司の日」です。「国際寿司の日」は主に海外で祝われている記念日のようです。

寿司は「寿(ことぶき)」を「司(つかさどる)」という意味で縁起がいい料理です。

特別な日に寿司を食べる習慣が日本にあるのはこのためです。家でも手軽に作れる「ちらし寿司」は、見た目も華やかでお祝いで人気メニューの一つですね。

さて、「ちらし寿司」の始まりは1664年(慶安4年)の岡山県だといわれています。

当時、岡山県は大規模な洪水がありました。

いち早く災害から復旧するため、当時の藩主が「一汁一菜」の倹約令を出しました。汁物に副食一品以外は禁止という倹約令です。

庶民の生活は質素なものになり、もちろん高価なお寿司など食べることはできませんでした。

そんな中、考えられたのが「ちらし寿司」です。もちろん「ちらし寿司」も倹約令に違反する食べ物でしたが、藩主は領民が少しでも元気になればと黙認したそうです。

それから、災害の苦境に立たされた庶民の癒し料理となり愛されてきました。特別な日に「ちらし寿司」を食べお祝いなどをしていたのでしょう。

記念日にあやかって、河野先生がお昼にちらし寿司を作ってくれました。みんな笑顔で美味しそうに食べていました。

実はそんなちらし寿司、「厄除けの効果」があるらしく、身体を浄化し幸せを引き寄せるとされています。

気の巡りが悪くなるこの季節、家で「ちらし寿司」を作ってみるのはいかがですか? きっと家族全員が華やかなちらし寿司を見て笑顔になり元気になることだと思います。

和菓子を食べて「無病息災」

和菓子を食べて「無病息災」和菓子を食べて「無病息災」

6月16日は「和菓子の日」。和菓子を食べ「無病息災」「除災招福」を祈願する日です。

平安時代の6月16日、疫病よけと健康祈願のために菓子を供える「じょう」という行事が行われたといわれています。

明治時代になりこの慣習は少なくなりましたが、日本の食文化を継承するために昭和54年、全国和菓子協会が「和菓子の日」を制定しました。

和菓子にはカラダや脳のエネルギーとなる炭水化物(糖分)が含まれています。日常のストレスや疲れた時など、一口食べると心身の疲れが取れて元気が出ることでしょう。

また、和菓子は日本人の体質に合う自然の農作物で作られているので健康によいともいわれています。脂肪分も洋菓子より少ないので低カロリーです。

昔から日常の楽しみとして愛されてきた和菓子。大切な人への贈り物として使われてきた和菓子。

誰もが甘い和菓子を食べている瞬間は幸せな時間です。それは昔も今も変わらず、和菓子はみんなを笑顔で幸せにすることでしょう。

今日は和菓子を食べ、健康と幸せを願い笑顔で過ごしていきましょう。

今こそ「食育」について考えよう!

今こそ「食育」について考えよう!今こそ「食育」について考えよう!

6月は農林水産省が制定した「食育月間」です。

「食育」とは、毎日の食生活で精神や身体を元気にする知識を学ぼう、という考え方です。食べ物は色々な力を秘めていて、心身を元気にしてくれます。

現在では「食育」という言葉がよく使われていますが、実は2,000年前から同じような考え方がありました。

食育はかつて「しょくようじょう」といわれ、「食べ物が身体を左右し、日々の食べ物が最大の薬である」と医学書に記されています。

日々の食事の重要性から、その当時の一番偉い医者は「しょく」ともいわれていたほどです。

最近では、生活習慣病を予防する考え方が重要視されています。わたしたちは基本に戻り、「食育」を考えないといけません。

飽食の時代といわれる現代では、子どもから大人まで過食傾向により健康が脅かされています。「食」の重要性をもっと考えていかなければと感じます。

「小満」に負けない!

「小満」に負けない!「小満」に負けない!

2022年5月21日は、じゅうせっの「しょうまん」です。しょうまんとは、「あらゆる生物が大地に満ちる」という意味です。

気温が上昇するこの時期、わたしたちはイライラして情緒不安定になり、体調不良を引き起こしがちです。

さらに、湿気が多くなることで、皮膚病も悪化しやすくなります。

胃に水が溜まりやすくなる「ないていすい」という状態になると、胃は次第に「熱」を持ち始め、うまく外に排出できないまま皮膚に蓄積していき、皮膚炎を起こしやすくなります。

皮膚病がある方は胃を休めるために、暴飲暴食を控えましょう。

この時期にオススメの食材は「キュウリ」です。

キュウリは、薬膳学的に「利尿作用」を持ちます。利尿作用により胃の余分な水分を取り、ほてりをしずめることが期待できます。

漢方では「こうさん」がオススメです。

こうさんは、よう(シソの葉を乾燥させたもの)などが配合された、「気のめぐり」を改善する代表的な漢方薬です。

気になる方は、エソラ漢方薬本舗までお気軽にご相談ください。

香り高い食べ物で「穀雨」を乗り切る

香り高い食べ物で「穀雨」を乗り切る香り高い食べ物で「穀雨」を乗り切る

2022年4月20日は、じゅうせっの「穀雨こくう」にあたります。

春が終わり、気温が急上昇し雨が多くなることが「穀雨こくう」の由来だといわれています。

雨が多いことで穀物にとっては恵みの季節となりますが、人間は体調を崩しやすくなります。

湿度が高くなると胃も湿気が多くなり、食欲不振になりやすくなります。すると、それにともないエネルギー(気)不足になり、急に痩せる方も増えてきます。

漢方の考えであるぎょうせつでは、「胃が弱る兆候は『よだれ』が就寝中に出る」とされています。朝起きたときによだれの形跡がある方は要注意です。

こんなときは、胃の漢方で調子をよくしましょう。元気エネルギーを巡らすことができます。

香りのよい「シソ」「セロリ」「三つ葉」などの食材を使うと、「気」の巡りがよくなり、落ち込みやすい日々も過ごしやすくなります。

エネルギーが不足傾向のときは、「山芋」「大豆」がおすすめです。

漢方薬の「こうさん」にも、香りのよい「こう」「よう(シソの葉)」「ちん(みかんの皮)」「しょうきょう」「かんぞう」が配合されています。

梅雨がきて、やがて厳しい夏がやってきます。毎日の体調管理に気をつけて過ごしていきましょう。

祝! 餃子日本一!

祝! 餃子日本一!祝! 餃子日本一!

2021年度の家計調査結果の発表され、宮崎市が「餃子」購入頻度・支出金額とともに日本一になりました!

今後、さらに宮崎の餃子が注目されそうですね。楽しみです。

宮崎県の餃子はテレビでも紹介されるほどの人気店が多く、いつも大繁盛しています。

また、持ち帰り餃子の購入が多く、家庭で食べることが多いのが特徴です。

餃子日本一を記念して、エソラ漢方薬本舗でも餃子を焼いてスタッフ全員でいただきました。

さて、せっかくなので、餃子の歴史についてお話したいと思います。

日本で餃子が食べられるようになったのは100年前ぐらいです。

もちろん、起源は中国。中国では茹でた水餃子を食べるのが主流です。

初めて餃子を作ったのは、漢方医学の名人「ちょう」だといわれています。

寒い冬の日、ちょうが帰宅途中にとても貧しい村に通りがかりました。

その村は寒さをしのぐ服も食べ物もなく、村人たちは凍傷になっていたそうです。

ちょうは村人たちを助けるために、漢方薬やスパイスをラム肉と一緒に煮込み、シチューを作ります。

そのシチューを小分けした小麦粉の皮で包み温めたものを、冬の期間、村人たちに振る舞い続けました。

すると、村人たちの凍傷がみるみる完治し、喜んだ村人たちがその料理を再現したのが「餃子」だといわれています。

餃子が健康にいいと言われているのは、こういう歴史があったからなのかもしれません。

餃子は、人を救う料理でもあったんですね。

この冬、体調がすぐれない人ほど、「餃子」を食べてみてはいかがでしょうか? 餃子パワーで、元気になるはずですよ。

鶏肉はいいお肉!

鶏肉はいいお肉!鶏肉はいいお肉!

今日は2月8日、「にわとりの日」です。エソラ漢方薬本舗では3種の鶏料理をいただきました。

に(2)わ(8)とりの語呂合わせから、養鶏関係者によって制定されました。

さて、かつて日本は、にわとりを食べられなかった時代がありました。

はるか昔、日本は「肉食禁止令」が発布され、肉食を避ける文化が生まれます。

その後約1,200年間、主食であるお米を中心に、豆類・野菜を用いた副菜からタンパク質を補う「和食」が発達していきました。

やがて鎖国時代も終わり、外国の文化が進出し「肉食禁止令」は廃止になります。

ようやく肉を食べるようになり、そのころから牛肉を使用する「すき焼き」や「コロッケ」などが流行します。

当のにわとりはといいますと、明治から戦前までは、「にわとり1羽が1週間の給料の値段」だそうで、とても普段食べられるものではなかったようです。

今では安く手に入るので、家庭でもよく食べられるお肉なのではないのでしょうか?

鶏肉は、必須アミノ酸がバランスよく含まれているうえに消化吸収もいいので、一般的な食事をはじめ、離乳食や高齢者のお肉としてもおすすめできます。

また、肉と脂肪が分離しているので、皮をはがせばカロリーも削減できます。

にわとりに感謝。

「立春」に大福を食べて幸福に

「立春」に大福を食べて幸福に「立春」に大福を食べて幸福に

2月4日は、暦の上では春を迎える「りっしゅん」ですね。

「立春に『大福』を食べると、その年が幸福になる」といわれています。

昔の大福は、塩味で腹持ちがいいことから「はらぶともち」と呼ばれていました。

かつては塩味だった大福ですが、江戸の時代、甘いあんこを餅で包んで売ったところ大人気となり、全国的に広がることになります。

あんこの「小豆」は「魔除け」として、「お餅」は神聖な食べ物として親しみがあることから、これを縁起として立春に食し、一年の幸福を願うようになったといわれています。

さて、大福には太るイメージがありませんか?

じつは、小豆は食物繊維や栄養バランスが豊富な穀物です。便秘や貧血が解消され、美容やダイエットにも効果があるといわれています。

砂糖やカロリーなどが気になる方は、自分で砂糖控えめの大福を作ってみては?

意外と簡単にできますよ。エソラ漢方薬本舗でも手作り大福をスタッフ全員でいただきました。

手作り大福は、もっとたくさんの幸福がくるかもしれませんね。

「大寒」に卵を食べて栄養を蓄えよう!

「大寒」に卵を食べて栄養を蓄えよう!「大寒」に卵を食べて栄養を蓄えよう!

2022年1月20日は「だいかん」です。1年を24に分けた「じゅうせっ」の最後にあたるのが「だいかん」になります。

昔の人は、大寒の時期に「卵」を食べていたそうです。エソラ漢方薬本舗でも縁起にあやかり、河野特製オムライスをいただきました。

鶏は、春には多くの卵を産むのですが、冬の間はあまり産みません。春のために冬籠りをし、力を蓄えているのでしょう。

鶏は寒さが苦手で、冬の間は水分を取らずに飼料を好んで多く食べます。そのため、冬の卵には多くの栄養があるといわれています。

昔の人が春にむけてに栄養を蓄えるために卵を食べたことから、「だいかんの卵」は縁起物になったのだと思います。

草木花や動物も、寒さの時期は新しく生まれ変わるための力を蓄えながら春を迎えます。この時期は、わたしたちも春を迎えるための力を蓄える必要があります。

漢方には、カラダを温め血行をよくし、栄養を高める生薬が多くあります。冷え症や寒さが苦手な方は、こんなときこそ漢方を服用してみてください。

カラダの血の巡りがいいと、寒さによるつらさや気分の落ち込みなども和らぎます。寒さに負けず、体調を整え、春を迎えるための力を蓄えていきましょう。