最近の研究で、肝臓が健康の鍵になることが知られてきました。医学の進歩により、その重要性がますます注目されています。
誰でもなりやすい「脂肪肝」は、今まであまり重く見られていませんでした。しかし放置していると、動脈硬化や糖尿病などの大きな病気にかかりやすくなり、さらに老化も加速します。
脂肪肝は、太った人やアルコールをたくさん飲む方がなるイメージがありませんか?実は痩せた人やアルコールを飲まない方も、脂肪肝になることもあります。
痩せているのに脂肪肝になるのは、筋肉の量が少ないのが原因です。
筋肉は、体内で余った糖質をエネルギーとして蓄える働きがあり、糖質エネルギーの貯金箱として、いざというときのための役目があります。
やせ型で筋肉量が少ないと、糖質を保管する場所がありません。
やせ型の方は、大量の糖質が入ってきても筋肉に蓄えることができないため、中性脂肪となり脂肪肝になるのです。
痩せていてお酒も飲まないのに、健康診断で肝機能の数値が悪かった。それにはこんな理由があったのです。
だからといって痩せ型で脂肪肝の人が、改善のために食事の量を減らしたりすると状況が悪化することがあります。さらに筋肉量が減ることになるためです。
まずここで大事なのは、筋肉量を増やすことです。
筋肉量が増えれば、筋肉で糖質を蓄えられるようになるので、脂肪が肝臓につくことはありません。
適度な運動を日々心掛け、家でのストレッチやウォーキングなど、始めやすいものからやってみましょう。簡単な運動でも予防になりますよ。
また、間食の習慣にも気をつけなければなりません。
お酒を飲まないのに脂肪肝になるケースは、糖質の摂りすぎが原因です。最近はアルコール性の脂肪肝よりも、非アルコール性の脂肪肝が多く報告されています。
特に男性と比べて筋肉量が少ない女性は注意が必要です。
間食(特に甘いもの)を多く取ることは、脂肪肝につながります。調査では、50代女性の糖質摂取量は「基準値の2倍以上の糖質を摂っている」が多いことが分かっています。
現代は飽食の時代で、いつの間にか糖質を摂りすぎている傾向があります。糖質を多く摂ることで脂肪肝になり、大きな病気になることもあります。
脂肪肝は、痩せていても、お酒を飲まなくても、高齢者でも若い人でもリスクがあります。
運動や日々の食事の見直しをして、脂肪肝を防ぐよう心掛けましょう!

