「温活」で目指せ!健康
体温35℃はがんリスクにご注意
ヒトは冷えると、肌、カラダ全体~内臓まですべて硬くなり、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞になりやすくなります。
冬に死亡率が高くなったり、外気温が低い午前3時~5時の間に死亡する人が多いのはこのためです。
喘息やアトピーのかゆみも、体温低下が関係しているといわれています。
がんリスクの高い臓器
これらは中空臓器(内部が空洞または管状の臓器)で温度が低いため、がんリスクが高い傾向にあるといわれています。
体温の低下で起こる身体の変化
36.5℃ | 健康体。免疫力旺盛で元気! |
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36.0℃ | 震えることで熱生産を増加させようとする。 |
35.5℃ | 排泄機能低下、自律神経失調症状やアレルギー症状が出現。 |
35.0℃ | 癌細胞が最も増殖する温度。 |
34.0℃ | 臓器が機能しずらく生存ラインギリギリ。 |
33.0℃ | 凍死前の幻覚がでてくる体温。 |
30.0℃ | 意識の消失。 |
29.0℃ | 瞳孔の拡大。 |
27.0℃ | 死体の体温。 |
熱はどこから生まれるか?
発生10% 食事から
体内に栄養素が吸収・分解される際に、一部が体熱となり熱が発生します。
熱量60% 筋肉から
熱生産の約60%が筋肉のため、筋肉量と運動量が多い人ほど、熱生産も多くなります。
巡り30% 血液から
冷えは、低血圧や自律神経の関係で、手足などの血流の巡りが悪くなるのが原因の一つです。
最大の産熱量は臓器
産熱量の約60%は臓器系です。臓器の熱を発生させる食事や、熱量を高める運動を意識的に生活に取り入れ、身体の免疫力を高めていきましょう。
温度で違う入浴効果
お風呂に浸かると、血管拡張作用で血液の流れが促進されます。これらの作用により内臓や筋肉への酸素供給が増し、腎臓や肺からの老廃物の排泄作用も促され、疲労回復にもつながります。
熱い湯:42℃以上
入浴時間 | 10分 |
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自律神経 | 交感神経が働く |
心拍(脈拍) | 活発になる |
血圧 | 急に上昇する |
胃腸の働き | 低下する(胃酸の分泌が低下) |
気持ち | 緊張する |
胃潰瘍・胃酸過多・食欲を抑制したい・寝起きが悪く朝風呂になりがちな人におすすめです。
ぬる湯:38~41℃以上
入浴時間 | 20~30分 |
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自律神経 | 副交感神経が働く |
心拍(脈拍) | ゆるやかになる |
血圧 | 不変か、ゆっくりと低下する |
胃腸の働き | 活発になる(胃酸の分泌促進) |
気持ち | ゆったりリラックスする |
高血圧・バセドウ病・不眠症・食欲不振・胃腸虚弱・ストレスが多い人におすすめです。
生姜で熱をつくる×免疫UP
体温を上げてずっと健康な暮らしを
生姜には、身体の3つの「流れ」を正常にし、健康を増進する働きが期待できます。
「流れ」が改善すると新陳代謝が上がるため、ダイエットにも最適だといわれています。生姜と運動と組み合わせることがダイエットの近道です。
生姜による「流れ」の改善
1. 気の流れ
エネルギーの流れをよくして、カラダに活力を与えます。また、抑うつ気分をとり、気力を高めてくれます。
2. 血の流れ
血管を開き、血栓の予防・改善になるといわれています。血液の汚れをとり、体内の毒素を解毒する効果にも期待。
3. 水の流れ
発汗を促して、体液の流れが改善されます。また、利尿作用により水の滞りを改善してくれます。
はちみつの生姜漬け
はちみつ×生姜の組み合わせは、腸内環境を守り、免疫や代謝もアップすることが期待できます。そのため、肌荒れ防止にも役立つでしょう。
自宅でもできる健康薬湯の作り方
よもぎ

効能
冷え症・痔・月経過多・子宮筋腫
生または乾燥させた葉を数枚から10枚湯船に入れる。
あら塩

効能
水太り・風邪の予防・体を温め冷え症の改善にも
ひとつかみのあら塩を湯船に入れる。入浴後はシャワーで洗い流す。
みかん

効能
湿疹・皮膚病・アトピー
3~4個分のみかんの果皮を天日干しし乾燥したものを湯舟に入れる。
大根

効能
婦人病(生理痛・おりもの)・冷え症・神経痛
天日で約1週間乾燥させた葉5~6枚を煮出し、その煮汁を湯に入れる。
ゆず

効能
神経痛・リウマチ・ヒビ・あかぎれ
1個を2つに切って、湯舟につける。
生姜

効能
冷え性・神経痛・腰痛・リウマチ風邪の予防・不眠症
生姜1個をすり下ろして直接(または布袋)に入れて湯舟につける。
レモン

効能
美肌つくり・ストレス・不眠
1個を輪切りにして、湯舟に入れる。
Kawano Cooking
絶品!豚こま生姜焼き
生姜を気軽に取り入れられる豚こまの生姜焼きをつくってみました!七美茶(ななみちゃ)とも相性バツグンです。
エソラ漢方 河野
