便秘

第2回!便秘のことをもっと知りたい方へ【弛緩性便秘とは】

第2回!便秘のことをもっと知りたい方へ【弛緩性便秘とは】第2回!便秘のことをもっと知りたい方へ【弛緩性便秘とは】

痙攣性けいれんせい便秘」とは、副交感神経の不調などから大腸内で便がスムーズに動きにくくなった便秘です。便秘や下痢などを交互に繰り返す方もこの「痙攣性けいれんせい便秘」です。

この便秘は長期の便秘薬の使用やストレスなどで引き起こされることが多く、便は丸くコロコロした兎糞状で量が少ないのが特徴です。

おなかが張ったりガスが溜まりやすく、精神的ダメージが大きくなることで悪循環になります。このタイプは浣腸剤やビサコジル(一般的な便秘薬商品)センナは不向きで使用は避けたほうがいいでしょう。

最大の原因となるストレスや、排便習慣(トイレを我慢)が問題なので、ストレス改善や排便習慣を整えることが大事になります。

腸は多くの神経細胞が集まっています。ストレスや疲労が乱れた時に便秘や下痢を引き起こしたりなど第二の脳といわれ、心身の状態によって左右されやすい臓器なのでストレスや疲労は大敵です。

漢方ではストレスなどを「気滞きたい」といい、漢方で気滞きたいを治すことで便秘が改善します。こういう心当たりがある便秘の方はお気軽にご相談ください。

便秘のことをもっと知りたい方へ【弛緩性便秘とは】

便秘のことをもっと知りたい方へ【弛緩性便秘とは】便秘のことをもっと知りたい方へ【弛緩性便秘とは】

便秘は「急性便秘」と「慢性便秘」に分けられます。

急性便秘とは、旅行や妊娠中、ダイエットなどで急激に起こることです。

通常は「慢性便秘」で、この慢性便秘も「器質性便秘」と「機能性便秘」に分けられます。「器質性便秘」は腫瘍、甲状腺、糖尿病などの原因で起こるので、病院で治療が必要な便秘です。

漢方での便秘改善は「機能性便秘」なので注意しましょう。

機能性便秘の中で大腸の蠕動ぜんどう運動が鈍り、便が排出されず、少量で太く硬い状態を「弛緩性しかんせい便秘」といいます。糞便の水分が大腸で再吸収されることから便秘をおこします。筋力が低下している高齢者にも多い症状です。

漢方では、「センナ」の生薬を処方されますが、刺激性便秘なので腹痛や下痢など起こしやすく、長期服用すると使用量が増えやすい傾向があるので、服用の量や使用日数に注意が必要です。

便秘は高齢者や筋力低下の女性に多いので、やさしい漢方が必要です。

老若男女に服用できる「麻子仁湯ましにんとう」は便秘漢方としてはおススメな処方です。麻子仁湯ましにんとうは、麻子仁ましにん杏仁あんにんで、腸管に油(精油)をもって滑りをよくし、芍薬しゃくやくで筋の緊張をやわらげる働きをします。胃腸への負担も少ない漢方薬です。

薬は極力さけたい方は、他にも当店の健康茶「七美茶ななみちゃ」でも期待ができますよ。是非、気になる方はお気軽にご相談ください。(相談無料)

梅雨に負けない元気な身体づくり

梅雨に負けない元気な身体づくり梅雨に負けない元気な身体づくり

GWも終わり、本格的な梅雨になりました。この時期は疲れがなかなかとれなく、気持ちも沈みがちになっていきます。

元気よくこの季節を過ごすためには、「肝」「腸」の具合を良くすることが大事です。

この時期は「肝」の負担も多く、お酒も不向きで、神経も過敏になります。セロトニン(幸せホルモン)やメラトニン(若返りホルモン)を作り出すトリプトファンに影響を与え、ストレスをコントロールしている鍵を握るのが腸です。腸はセロトニン・メラトニンとの深いつながりがあるので、毎日の排便習慣はカラダや精神に大きな影響を与えます。

現在は欧米食が増えたことで、便秘になりやすくなり、便が1日出ないだけで腐敗菌が増殖します。健康な便は、無臭で、トイレットペーパーを使わなくてもいいのが理想です。

便の臭いが強いのは悪玉菌による腐敗がおこっている証拠です。腐敗からおこるアンモニアは腸壁に炎症をおこし、活性酸素を増やし体調バランスや精神を壊します。

悪玉菌の好きな食べ物は、肉・砂糖です。これらを多く食べる方は腸が不安定になります。善玉菌の好きな食べ物は野菜・果物です。青汁や酵素飲料は、この時期の最適な健康食品となります。当店の七美茶ななみちゃも便を促す作用が期待できます。

気鬱きうつなどが強い方は、漢方がおすすめです。「肝」「腸」などに効果のある漢方は、疲れもストレスもとれて楽になります。お気軽にご相談ください。