夏バテには「漢方薬」の力が効くんです!

気温が高いだけでなく、湿度も高い日本の夏は、体の不調を起こしやすい時期。
夏の暑い日は、「なんとなくだるい」「食欲がない」「疲れが取れない」など、夏バテかな?と思うような症状が出ることはありませんか?
現代では、典型的な夏バテの症状に加え、クーラーなどの「冷え」によって起こる体調不良も多く見られます。
楽しい夏を過ごすためにも、夏バテの原因をよく理解し、漢方でしっかり対策を取りましょう!
夏バテの原因
夏バテの主な原因として、体内の水分不足やミネラル不足などはもちろんですが、暑さによる食欲の低下、胃腸の働きの低下、熱帯夜による睡眠不足、室内外の温度差による自律神経の乱れなどがあげられます。
夏バテになると、「万病のもと」ともいわれる風邪を引き起こしやすくなってしまいます。悪化する前に早めの対策をとりましょう!
自律神経の失調と胃腸の働きの低下がお互いをどんどん悪化させていき、夏バテがひどくなる原因になります。
夏バテの症状チェック
以下の症状に1つでも当てはまった方は、夏バテの可能性大です!
- ミスが多くなった
- 頭痛がする
- やる気が起きない
- めまいがする
- 下痢または便秘になった
- 熱っぽい
- イライラすることが多い
- 食欲がない
夏バテにオススメしたい漢方
ネオ ゼネル液-B
「ネオ ゼネル液-B」は、体の芯から元気を取り戻せる栄養剤です。
夏バテで不足しがちな「ビタミン」「アミノ酸」を補給するだけでなく、疲労回復・滋養強壮の強化作用がある7種類の生薬成分を中心に、カルシウム・コンドロイチン・肝臓強化成分等を配合した栄養剤です。
冷たいものの摂りすぎで、冷えた内蔵も温めてくれますよ。
ノンカフェインなので、おやすみ前にも。
昭和34年から販売され続け、現在も多くの愛飲者がいるネオ ゼネル液-Bの効果をお試しください。

ネオ ゼネル液-Bの7つの生薬
- 朝鮮人参(ちょうせんにんじん):江戸時代には身売りをしなければ手に入らないほど高価な薬でした。
- 枸杞子(くこし):楊貴妃も愛用していたクコ。肝臓・腎臓を潤してくれます。
- 地骨皮(じこっぴ):クコの根っこの部分です。血糖や血圧を降下させる作用があります。
- 木天蓼(もくてんりょう):別名マタタビ。健胃薬、鎮痛薬、冷え性などに使われます。
- 大棗(たいそう):不眠症・神経衰弱等に。体を温め緊張を緩和させる働きがあります。
- 竹節人参(ちくせつにんじん):ストレス潰瘍を治す効果が期待できることで、注目・研究されています。
- 淫羊霍(いんようかく):古来発情した羊がこの草を食し交尾を重ねていたことから、「羊」の字が入った名前がつきました。強精・強壮薬、神経衰弱等に効果が期待できます。
さようなら!夏の口内炎

夏になると口内炎に悩まされるという方、いませんか?夏は、口内炎になる人がとても多いんです。
漢方では、口内炎は「脾(ひ)」の病として捉えます。「脾は口に開窮(かいきょう)する」(脾の状態を反映し表すの意)といって、胃腸と口は関係があります。胃腸に負担がかかると口内炎ができやすくなってしまうんです。
痛いだけでなく食欲不振や味覚が鈍くなる等の症状も現れるので、口内炎について理解し、漢方で防ぎましょう!
口内炎の原因「胃熱」とは?
漢方では、口内炎の原因は「胃熱(いねつ)」だと考えます。「脾(ひ)」や胃の中に熱がこもっている状態のことを指します。
胃熱になる主な原因
- 甘いものや脂っこいものの過食
- 寝る直前の食事
- 乳製品など消化の悪いものの過食
- ストレス
- 食べすぎ
- 女性の高温期(生理前)
西洋薬と漢方の違い
西洋薬での治療
細菌やビタミン不足などを原因と考えます。直接口内炎の幹部に薬を塗ったりします。
漢方での治療
口内炎は体の不調の現れと考えます。体の調子を整える漢方薬を処方します。
口内炎におすすめの漢方
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
「半夏瀉心湯」に配合されている黄連(おうれん)・黄芩(おうごん)などの生薬に、炎症を抑える作用があります。
胸焼け・胃が重いなどの症状があり、上腹部がすっきりしない方におすすめです。
急性腸炎など下痢の場合に用いる代表的な漢方ですが、口内炎にもよく使われます。

「はちみつ」もおすすめです!
口内炎にはちみつを塗るというのは、昔からの代表的な民間療法。口内炎の周りを保護し、口の中を殺菌してくれます。
また、滋養強壮によい食品とされてきたので、疲れが原因でできてしまった口内炎には特におすすめですよ!
漢方との相性も良い食品です。
家庭の常備薬 コーフパウダー

みなさん、漢方の成分が配合された咳止め薬があることをご存知ですか?常備薬としてします。
コーフパウダー
コーフパウダーは、古くから使われている生薬3剤と西洋薬3種を配合した鎮咳(ちんがい)・去痰(きょたん)薬です。なかなか取れないしつこい痰や頑固な咳に、確かな効き目が期待できます。
咳が出て眠れない方など、寝る前の一包をぜひお試しください。
あとがき
暑中お見舞い申し上げます。エソラ漢方薬本舗の河野です。連日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしですか?
熱中症の話題が新聞やテレビで毎日のように取り上げられていますね。熱中症ももちろんなのですが、今から本格的な夏バテシーズンです。胃腸が弱り、栄養も不足がちになりますので、疲れも取れにくくなります。
漢方で夏バテ対策を行い、快適な夏を過ごしましょう!
