この時期多い「湿気」は、わたしたちの体調に影響をおよぼし、体調不良の原因にもなっています。
漢方学では、人体に影響する湿気を「外湿」「内湿」の2つに分けています。「外湿」とは大気中の湿気のことで、「内湿」とは体内の水分のことです。
「外湿」と「内湿」は無関係ではありません。
まず、健康な状態(内湿が過剰でない)であれば「外湿」の影響はあまり受けません。
しかし「内湿」が多い人は外湿に影響されやすく、水毒体質(体内に水が停滞している状態)となり体調不良を起こします。
部屋の湿度でも体調不良は起こりますので、湿度計などを置くのも水毒予防になります。
これからの季節、水分の摂りすぎで胃腸の働きが低下し、うまく機能しないことに気をつけなければいけません。
運動量や年齢などで違いますが、1日の水分補給の理想目安は2Lです。食事1日で1Lは摂れていますので、残りの1Lをこまめに摂るようにしましょう。
また、冷たい飲み物も水毒の原因です。胃が急激に冷える飲み物は控えましょう。
これらを控えても体調不調が改善しなければ、水毒体質改善剤の「五苓散」がオススメです。
五苓散は、雨や台風など低気圧が来る前の不調にとても有効です。頭痛・めまいなどの気象病(天気病)にも効果がありますよ。