「痙攣性便秘」とは、副交感神経の不調などから大腸内で便がスムーズに動きにくくなった便秘です。便秘や下痢などを交互に繰り返す方もこの「痙攣性便秘」です。
この便秘は長期の便秘薬の使用やストレスなどで引き起こされることが多く、便は丸くコロコロした兎糞状で量が少ないのが特徴です。
おなかが張ったりガスが溜まりやすく、精神的ダメージが大きくなることで悪循環になります。このタイプは浣腸剤やビサコジル(一般的な便秘薬商品)センナは不向きで使用は避けたほうがいいでしょう。
最大の原因となるストレスや、排便習慣(トイレを我慢)が問題なので、ストレス改善や排便習慣を整えることが大事になります。
腸は多くの神経細胞が集まっています。ストレスや疲労が乱れた時に便秘や下痢を引き起こしたりなど第二の脳といわれ、心身の状態によって左右されやすい臓器なのでストレスや疲労は大敵です。
漢方ではストレスなどを「気滞」といい、漢方で気滞を治すことで便秘が改善します。こういう心当たりがある便秘の方はお気軽にご相談ください。