ミニコラム

1記事3分で読める、エソラ漢方薬本舗の健康のためのミニコラムです。スキマ時間にもどうぞ。

夏バテ予防に夏野菜で「気」を高めましょう!

夏バテ予防に夏野菜で「気」を高めましょう!夏バテ予防に夏野菜で「気」を高めましょう!

続く猛暑により、汗をかく時期になりました。多量の汗は、一緒に「気」も消耗します。

漢方で「気」の意味は、やる気、元気の力のことです。

さらにこの時期は、高温多湿になることで湿気が体にも溜まり、胃腸など消化不良や食欲不振など悪化させて「夏バテ」の完成になります。

夏バテを防止するには、まず「気」を補うことが大事です。

胃腸を丈夫することは「気」を高めることができます。汗をかいても胃腸が丈夫であれば「気」が消耗しても補うことができます。

ここで重要なのは、食事です。

夏の暑さは、体に熱を溜めがちです。冷たい飲み物やアイスなどではなく夏が旬の野菜を摂るようにし、肉や味の濃い料理は最小限にして、野菜を中心にしたあっさりとしたメニューにしましょう。

夏が苦手で毎年夏バテされる方は、「生脈散しょうみゃくさん」を予防として服用してみるのもおすすめです。

生脈散しょうみゃくさんは、多量の汗で「気」を消耗するのを防ぎ、胃腸も丈夫にする漢方です。

気になる方は、ぜひ、お気軽に店頭でお買い求めください。

「腸内環境」を整え、免疫力をつけましょう

「腸内環境」を整え、免疫力をつけましょう「腸内環境」を整え、免疫力をつけましょう

私たちの腸内には、善玉菌と悪玉菌があります。

  • 善玉菌=免疫力を高める。
  • 悪玉菌=免疫を低下させる。

善玉菌が多ければ病気はしないとの考えは正解です。善玉菌を増やすためには、腸内の環境が大事になります。便秘や下痢をくりかえす腸内環境は善玉菌は育ちません。

腸の免疫細胞は、腸内環境と善玉菌の働きで大きく左右されるため、毎日の排便習慣は大事です。

腸は、食べ物だけではなく病原菌も入ってきます。免疫細胞は7割が腸に集まっており、細菌やウイルスを自分の免疫細胞に触れさせることで、排除すべき外敵の特徴を学習させています。学習することで、自分の免疫で病気を治すことができるのです。

この働きを阻害しているのが、腸内環境の問題です。

もともと日本人の食生活は和食。食物繊維が多いことで、腸内環境はきれいに保たれていました。食生活が欧米化したことで、食物繊維の摂取量が減り腸内環境が悪化し、免疫が落ち、風邪だけでなくアレルギーや自己免疫失患も増えてきました。

食物繊維を多く摂り腸内環境を良くし善玉菌を育て、風邪や病気をしない免疫力をつけていきましょう。

日頃の食生活では食物繊維を中々摂れない方には、当店の七美茶ななみちゃをオススメしています。腸内環境の見直しを考えている方はこの機会にぜひお試しください。

痩せることで美しく見える?

痩せることで美しく見える?痩せることで美しく見える?

厚生労働省調査によると、20歳代の女性の5人に1人が低体重との報告がありました。

1950年のエネルギー摂取量平均は2098kcalでしたが、現在のエネルギー摂取量平均は1897kcal。現代人は、戦後の時代よりも栄養が不足しているのです。

現在は男女とも美意識が高く、「痩せること=美しく見える」という考えが増えてきました。しかし必要以上に痩せることは、肌や髪の老化現象に繋がっていきます。もちろん、健康を損なうことや妊娠できない体になることも十分考えてください

妊娠を考えている方は、体重が一番良い状態が普通です。妊婦さんの低栄養の影響は、飢餓状態で育つ胎児が栄養を吸収しやすい体質になり、生まれてから病気にかかりやすくなります。必要以上に痩せても美しさには繋がりません。

外国では、痩せすぎは不健康とされていて、モデルさん達も痩せすぎは禁止されています。

毎日の栄養を見直し、健康であってこそのカラダ作りをしてください。

冬の熱中症

冬の熱中症冬の熱中症

熱中症は夏のイメージがありますが、冬でも熱中症があります。

入浴中に体調を崩した高齢者のうち、8割以上が熱中症、またはその疑いがあることが調査でわかりました。2016年の厚生労働省の調査では、家庭の浴槽での溺死者数は5138人という報告もあります。

冬は寒いので熱いお風呂に入りがちですが、42℃以上の長風呂は注意が必要です。42℃のお風呂は、約25分程度で40℃の体温になります。体温が42.5℃を超えると突然死になりやすいことを考えると怖い話です。

「湯温は41℃以下で入浴時間は10分」が正しい入浴の方法です。これから熱いお風呂に入る時期です。長風呂によるめまいや、頭痛など意識障害が現れたら、それは熱中症かも…

安全な入浴を心がけてください。

肛門の悩み

肛門の悩み肛門の悩み

なかなか相談できない症状で「肛門のかゆみ」は誰もが経験があるのではないでしょうか?これは「肛門掻痒そうよう症」という、排便後の拭きすぎにより皮膚炎が起こるのが原因です。

肛門に傷が入ると、そこに便がつくとかぶれやすくなります。洗浄便座があれば一番いいのですが、なるべく優しく押し拭きするようにしましょう。

痔の相談も最近は増えています。

痔を防ぐには便秘にならない生活習慣をすることが大切です。その中で「食物繊維」はとても重要です。

食物繊維には、腸の運動を元気にする「不溶性」と便を軟らかくする「水溶性」があります。便が硬い方は「水溶性食物繊維」などがおすすめです。海藻や里芋などに多く含まれています。

当店の「七美茶」も水溶性食物繊維なので、気になる方は食事と一緒に飲んでみてください。

口臭の対策

口臭の対策口臭の対策

約70%の人が口の中に問題があるとし、口臭の悩みは多くなっています。口臭予防の商品もたくさん種類があり、みんなが気になることでもありますね。

口臭はそもそも全員あるもので、大きくわけて3つあります。

まず1つは「食べ物・嗜好品による口臭」。ニンニクやお酒などの口臭で、これは一時的なもので消えていく臭いです。

2つめは「生理的口臭」。口の中の不衛生の関係で、これは誰でもある臭いです。

3つめは「病的口臭」で、歯周病・虫歯が影響して発生する臭いです。

食べ物・嗜好品にいる口臭はしかたないとして、2つめの「生理的口臭」は歯磨きがとても重要です。歯だけではなく舌も磨くようにしましょう。

舌に苔みたいなもの(舌苔ぜったい)がついてる方は、これは死んだ細菌や新陳代謝ではがれた細胞などで硫黄化合物と呼ばれるガスが発生するもとです。しっかり磨くことを心がけましょう。

あと、朝食を食べる人は口臭が少ないとの研究があります。朝食をとることで、食べ物が舌の上をこすって自然に舌苔ぜったいが落ち、唾液によって洗い流すそうです。

朝食もとても大事になりますね。是非、参考にしてください。

塩分について考えてみる

塩分について考えてみる塩分について考えてみる

1952年から塩分摂取量と病気の疫学調査が行われました。

高血圧や脳卒中が東北地方で多く、生活習慣を調べたら平均よりも多く塩分を取ることがわかり減塩すると血圧が下がり脳卒中が減少し「減塩=高血圧予防」との考えになりました。

しかし、減塩することでミネラルのバランスが崩れ血流が滞りやすくなり、首から上の症状異変が多くなり、近視・老眼・認知症・尿失禁者が増えました。

これは、まさしくナトリウム不足で胃や腸が下部に移動し、内臓を支える骨盤底筋も緩んでしまうことで締める力が弱まり、漏れていくのです。このことが世間に知れ渡り、ミネラルの大事さの影響で自然塩の人気がでてきました。

私たちの栄養素の中でも重要なのは水とミネラルです。

ミネラルの中のナトリウムに関しては、野菜や食べ物にはあまり含まれていません。ナトリウムは水に溶けやすいので、地中にあるナトリウムは海に流れ濃縮されていきます。

体内の生命活動にナトリウムはかかせません。野生の動物も本能的に岩塩を舐めたり、土からの微量塩分を食べたりするのはカラダに必要なミネラルを補給するからです。

現在販売されている塩で自然塩(海塩)などは、とてもバランスのとれた塩です。

一日の推奨摂取量は、男性は8g未満。女性は7g未満(厚生労働省)が目安。食生活の基礎である塩の質を見直し健康的なカラダを作ってください。

秋雨前線&台風のこの時期に注意すること

秋雨前線&台風のこの時期に注意すること秋雨前線&台風のこの時期に注意すること

不安定な天気が続く季節になりました。

9月になり雨や台風が多くなるこの時期、人間のカラダにも不調が多くなります。

猛暑の中、エアコンで過ごす人が多くなり、冷たい食べ物・飲み物が1ヶ月も続くと、胃腸を中心とした内臓は悲鳴をあげてカラダの温度変化に対応する自律神経は乱れがちになります。

これに伴い免疫力が低下することで秋~冬にかけて持病が悪化することが考えられます。高齢者に多い肺炎などは秋が多いので、長く不調が続く方は病院の検査も必要になります。

他、脳梗塞や心筋梗塞も多くなることが毎年予想されてます。

漢方では、夏バテの漢方で内臓や自律神経を回復させるものがたくさんあります。今のうちの一夏のカラダのケアをしておいてください。

気になる方は、是非、お気軽にお問い合わせください。

夏場の「血栓症」

夏場の「血栓症」夏場の「血栓症」

この時期。「熱中症」が多いのはもちろんですが、もう一つ注意しないといけない「夏血栓」があります。

血栓とは血管内にできる血の塊で、「心筋梗塞」や「脳梗塞」が引き起こされます。現在、血栓症は4人に1人の方が亡くなる怖い病気です。

夏に大量の汗をかくと血液中の水分量が減少し血液がドロドロとした状態になることでリスクが上がります。

元宮崎医科大学副学長(現名誉教授)美原恒博士は、ミミズの消化酵素から血栓を強力に溶かす酵素を発見し「ルンブロキナーゼ」と命名し、国内外で論文発表を行い「ミミズ酵素」の研究に従事し活躍されています。現在、商品を発売し、当店でも県内外から多くの問い合わせがきています。

美原恒博士と関わりをもち商品を発売してる株式会社エステルはミミズ酵素の可能性として「認知症」に対しても効果が期待しているとのこと。脳血管性認知症は、脳の血管に血栓症が起こる事で引き起こされます。血栓が原因のことを考えれば期待はできることでしょう。

この「ミミズ酵素」に興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

水について考える

水について考える水について考える

本格的な夏を迎え、汗をかくことが多くなります。汗をかけば、もちろん体内水分が失うことになり体調不良になりやすくなります。

水分とることは重要です。みなさんが、いつも飲んでる水は、天然水・ミネラルウォーター・水道水どちらですか?

1983年に有名なブランド水が発売され、いろいろな水が販売されるようになりました。

「天然水」として販売されている水は、自然の源水を採取してろ過・沈殿・加熱殺菌したもので、「ミネラルウォーター」として販売されているものは、ろ過・沈殿・加熱殺菌・化学処理し、一度ミネラル分を取り、ミネラルを再添加したものです。

製造法は少し違いますが、どちらも特徴がある水分なのでいい水だと思います。

それでは水道水は?

世界196カ国のうち水道水が飲める国は15カ国しかありません。その中でも日本の水道水は世界一です。厳しい「水道法」により51項目の水道基準をクリアしないといけません。それでもやはり、味としてはおいしいとは思えませんよね。

美味しく水道水を飲む方法は?

  1. 15分ほど沸湯させる(カルキがとれます)
  2. レモン汁を入れる(塩素がとれます)
  3. 一晩冷蔵庫で冷やす(残留塩素がなくなります)

水道水でも美味しく飲める方法です。ぜひお試しください。

フクロウ型の漢方薬

フクロウ型の漢方薬フクロウ型の漢方薬

フクロウ型とは、夜は遅くまで起きていても平気で朝の目覚めが悪い人をいいます。最近、若者を中心に増えて体調不良が多く目立ちます。

こういうタイプの方は朝が苦手なため、朝食をとらない影響でエネルギーが作りにくくなり、午前中は調子が悪く、仕事や勉強に集中できずミスが多くなります。

しかし夕方から元気がでてきて活動的になるというように悪循環な生活が続きます。まさしくフクロウ型の生活です。

こういう状況が長く続くとカラダは低血圧になり貧血などの症状がでます。軽い脳貧血になりますので、めまいや立ち眩み、肩こり、頭痛、動悸などが起こり、顔は目の下が膨らんでみえます。

貧血、神経症などで水滞などが上半身に集中しますので漢方は「苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう」を服用すると水滞すいたいが改善することで安定した送血ができます。苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとうはフクロウ型に効果のある漢方でよく使われています。

夜に元気がでて朝が苦手という生活に支障がある方は、ぜひ相談してください。

おにぎりと味噌汁

おにぎりと味噌汁おにぎりと味噌汁

先日、お客様に自家製の味噌をいただきました。普通に販売している味噌とは違い、奥深く、なにか懐かしい味がしました。

子どものころは、お味噌汁はあまり好みませんでしたが、大人になると、昔、母が作ってくれた海苔のついた大きなおにぎりと自家製味噌汁が懐かしく感じます。

日本人は、人生最後の食事に何を食べたいかという問いに、おにぎりと味噌汁と答える人が多いそうです。昔は、食事の取り方について、最初に味噌汁や吸い物をすすり、それからご飯を食べる。この順番がご飯を味わって食べることと、おかずを食べ過ぎないことに繋がってるそうです。

最近はおかずも多く、味も濃ゆいの物が多いので、ご飯の味を堪能しなくなりました。

昔からこんな言葉があります。「朝夕飯を食するごとに、初一椀はあつものばかり食して、さいを食べざれば、飯の正味をよく知りて飯の味よし。後にさいを食して、気を養なふべし…」

ご飯の味をあじわい、おかずを食べ過ぎないことで食滞しょくたいを生じない健康的な食事を心がけていきましょう。