8月29日~31日は宮崎餃子の日です。宮崎県内各地の餃子関連団体で構成される「宮崎県ひなた餃子連合会」が制定しました。
8月の肉(ニク)の日の29日、宮崎の「み(3)」と「餃子の形の(0)」を組み合わせた30日、「野菜(ヤサイ)の日」の8月31日とすることで、宮崎の餃子と、豚肉・牛肉・鶏肉・キャベツ・ニラ・ニンニクなど宮崎県産の具材をアピールする目的で、2023年に日本記念協会により認定・登録されました。
宮崎には餃子をたくさん買って冷蔵庫に常備している家庭が多いようで、2021年には餃子の消費金額・購入頻度で日本一になり、現在でも日本一をキープしています。持ち帰り餃子が充実しているので、手土産に餃子を持っていく方もいらっしゃるのではないでしょうか?
餃子の歴史はとても古く、中国では約1,400年前から食べられている歴史のある料理です。
日本に伝来したのは江戸時代に入ってからで、「福包」という鴨肉の入りの餃子の料理があったといわれています。
当時は鶏や牛などの肉食が禁止されていたこともあり、庶民の間では普及しませんでした。肉食が解禁された明治時代以降も餃子はあまり食べられていないようです。
しかし、満州で生活していた日本人に餃子を食べる習慣できたため、第二次世界大戦以降に日本でも餃子を取り扱う店が増えて定着していきます。
なかでも抜群の人気があったのは「焼き餃子」。中国ではあまり好まれなかった焼き餃子が、日本では主食の米やお酒に合うということから好まれるようになり、1972年に冷凍餃子も発売され、家庭では人気のメニューになります。
餃子は完全食ともいわれ、栄養バランスのよさが見直されています。餃子の皮は炭水化物、餃子のあんにはタンパク質である豚肉とビタミン・ミネラルが豊富な野菜が含まれていますので、餃子一皿食べるだけで食事のバランスがとれています。
豚はひき肉にすることで消化しやすくなっています。また、ニンニクや生姜などの薬味も使いますので、エネルギー代謝に関わるビタミンB群の働きを上げることもできます。
ぜひ皆さまも、この暑い夏バテの時期を乗り越えるためにも、餃子を食べ元気に過ごしていきましょう!